パンサラッサは、9日に栗東トレセンに帰厩しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「こちらでは坂路で半マイル56秒を順調に消化。元気一杯の状態で送り出すことができました」
◇矢作調教師のコメント 「2月27日中山11R 中山記念(G2・芝1800m)に向けて、10日から調教を開始していく予定です」
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パンサラッサがトレセンに戻ってきました。
次走は金鯱賞が本線かと思っていましたが、矢作先生によると中山記念(2/27中山)になるようです。
昨年の中山記念は出負けからの中団待機となり、結局7着に負けてしまいましたが、自分のカタチができた今なら同じような競馬にはならないハズ。一年前からの成長を確認するためにも、良いレースをして盛り上げて欲しいと思います。
金鯱賞でなく中山記念を選択した意味は、思いのほか早く状態が上がってきたことに加え、想定される相手関係から、パンサラッサにとって中山記念の方が展開が作り易い、自分のカタチに持ち込みやすいとの判断かもしれません。
今のところ中山記念にはダノンザキッド、ウインイクシード、フェアリーポルカ、ヒュミドール、コントラチェックあたりが出てきそうとのことですが、確かにレイパパレやポタジェ、シャドウディーバ、ジャックドールが出てくる金鯱賞も相当濃いですし、中山記念であれば、放っておいてもパンサラッサとコントラチェックが後続を引き離す、福島記念の再現になるかもしれませんしね(^^ゞ
ちなみに『馬産地通信#235』をチェックしたところ、木村秀則牧場の若竹さんが(オクトーバーSを勝った直後の取材で)「まずG3を獲って、G2、G1という感じで徐々に行って欲しい」と仰っていました。G3に関してはもうアッサリ勝ってしまいましたので、大阪杯はさて置いて、まずは中山記念でG2獲り&昨年のリベンジを果たしたいところです!
パンサラッサ号(馬主広尾サラブレッド倶楽部様@HirooTC )
— チャンピオンヒルズ (@champion_hills) February 8, 2022
次走への期待が高まるパンサラッサくん❗️
素晴らしい結果を期待しています😊
※クラブ様のご了解を得て掲載しています。 pic.twitter.com/rgSsZAscWi
【2021/12/26中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)でのパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒程度を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ドデーッと伸び切って走ってしまうフォームを改善に向かわせているところ。少しでも身体を起こすように走らせるよう注意を図り、溜めが利くように仕向けています。まだ昨春の良かった頃には及びませんが、少しずつ良い走行フォームがとれるようにはなっていますので、ある程度の時間をかけて状態アップに導いていければと思います」
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「ドデーッと伸び切ってしまうフォーム」とは、なかなかの言われようですが、要するに、『伸縮』の縮むべきところでしっかり縮めていない…という意味なのでしょう。実際には僅かな違いかもしれませんし、素人が漠然と見て分かるようなものではないでしょうが、陣営には具体的なイメージ(身体を起こして走らせる)があるようなので、成果が出るよう引き続き頑張って欲しいと思います。
とは言え、走行フォームの改善は一朝一夕にできるものでもないでしょう。阪急杯をパスしたのは良い判断だったとして、その次のレースですぐに結果は出なくても、少し長い目で(長すぎるのはアレですけれど)見てあげたいところです。
【2022/1/5中京11R 京都金杯(G3/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
◇石川代表のコメント 「当初、出掛けの歩様がやや硬めでしたので、その点が気掛かりでしたが、レントゲン検査・獣医師チェックともに異常はなく日に日に解消へ。今はもう気になりませんので、ここから少しずつ進めていければと思います。休んでいて体が緩んでいる状態ですが、以前よりも大きく見せるようになりましたね」
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いよいよBTCでのトレーニングが始まるようです。
まあ、今まで完全に休んでいたわけですから、身体が緩んでいるのは当然のこと。。その間に成長した部分はあるでしょうが、マイルカップをめざすとすれば、今月中にどこまでペースを上げられるかがポイントになってきそうです。
ちなみにトライアルのNZTはちょうど2ヶ月後の4/9、マイルカップまで中一週となるアーリントンCは4/16なので、本番前に一戦できるかどうかはかなり微妙な情勢ですが、まずは元気に走るところを見せて欲しいですし、デビュー前をよく知る石川代表が、今のキングエルメスにどんな印象を持つかにも注目したいところです。
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、今週もおもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「この一週間も半マイル58秒と56秒程度を1本ずつ登坂。トモに疲れや硬さを残さないよう、先週末もショックウェーブ放射でケアした上で、乗り込み本数を重ねています。適度に前向きさがあり、調教では問題なく動いてくれていますので、あとは硬さを取り除きながら進めていけるかどうかが、ひとつポイントになってくるかと思います。『月内の入厩を目標に』(調教師)態勢を整えていきたいです」
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結果的に時間をかけて立て直しとなっているプライムライン。まだショックウェーブに頼りながらではありますが、ようやく『月内の入厩を目標に』と、スケジュール感が示されるまで状態が上がってきました。「適度に前向きさがあり、調教では問題なく動いてくれている」と、少しずつ良いコメントも貰えるようになりましたので、この調子で3月前半の中央再デビューに進んで欲しいと思います。
今のところ初戦は芝かダートかで言えば芝のレース、距離はマイルぐらいから?と何となく考えていますが、トレセンに入れば具体的にどのレースで復帰するのかなども話題になるでしょう。。本当は小倉の短距離戦を狙ってみたい気持ちもあったのですが、そういうことを気にする前に、まずは良い状態をつくるのが先決でしたからね。