「２０００万円老後報告書」批判噴出で年金表現修正？

びっくりです。金融審議会の「２０００万円老後報告書」の年金表現が修正されていました。客観性が求められる有識者会議の議論の成果が省庁の判断で年金現状認識に関する表現が加工された形です。政策立案プロセスに対する大いなる疑念です。消費増税も考えている矢先、１００年安心の年金制度にある意味警鐘を鳴らしてくれました。今こそ、将来に向けて年金のあり方、更には国民負担のあり方等を議論すべきであり、そのためには今回の報告書のような「マイナス材料」も真摯に受け止め、議論すべきです。しかし、参院選への影響を回避し、「報告書受け取り拒否」では、お金と時間をかけて有識者会議もやって、しかも、その内容をある意味政府の都合のいいように、「修正」されては本末転倒です。今こそ、将来に向けて年金や財源に関すること、国民負担のあり方等の議論を加速するべきです。