「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

「宇都宮LRT」の問題点をいま考える。

2013-09-02 07:41:04 | Weblog
 8月31日、宇都宮市文化会館で「民意なきLRT導入を阻止する大集会」が開催され、1000名の参加者が来場しました。私も参加しましたが、基調講演では、宇都宮大学名誉教授杉原弘修先生による、「宇都宮LRT」の問題点をいま考える と題した話を伺いました。
 杉原先生は、哲学の視点からLRTを問題提起し、これまでのLRTに関する討論結果を踏まえた課題提起も行っていました。それは、行政における判断基準、「法の基準」「討論」において、これまでLRTの導入に関しては、都市環境の問題、経済効果の問題、モータリゼーションの問題、地球環境の問題等さまざまな課題が活発に論じられてきました。しかし、懇談会、意見交換、システム導入に関する専門者会議の記録を詳しく見ても、文化というに値する討論があったとは思えないとの評価でした。そして、今後の討論に加えたいことを問題提起されました。
 それは、平成20年に制定された自治基本条例とLRTとの関わりについてです。この条例とLRTとがどのように関わるか、これまでのどの段階でも議論された形跡は伺えないとのことです。この条例には前文があり、その中に「市民、企業や各種団体、市のそれぞれが、“もったいない”という心を持ち、社会資源を活用しつつ公共的活動を行い、自治を担っていくことが重要である。」という規定があります。先生は、この宇都宮市の憲法を重要な「法の基準」として、再度LRTを「討論」することが「文化」だと考えていますし、真のまつづくりになると考えていると結びました。
 宇都宮市自治基本条例、もっと勉強するべきと感じました。宇都宮市のまちづくりの憲法を無視して、こんな巨額の事業を進めることは誰が見てもおかしいと感想を持ちました。今後の活動に大いに参考になりました。

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