「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

県議会生活保健福祉委員会報告。

2013-08-22 07:33:50 | Weblog
 昨日の県議会生活保健福祉委員会の報告をします。保健福祉部の所管事業にかかる特定テーマ「社会的養護体制の充実」について参考人からの意見聴取を行いました。施設関係者、里親、そして、施設入所者、里子、教員、雇用主等プラバシーの保護にも配慮しながら、現場の声や実体験を聞いてきました。
 特に、苦しかった体験談を聞いて感銘を受けたのは、里子の参考人からの聴取でした。現在では、自立している参考人は、幼いころ実母からの虐待を受け、5歳のときに一時保護、保護所での面接で里親と出会いました。自分で決断して里親と生活をはじめ、その後の苦労話も披露されました。パスポート申請時に実母のサインを必要としたことや、保険証に実母の名前が載ってしまうこと、更には卒業証書等も里親の名前と実母の名前で2枚受けたことなど、私達には想像できない体験でした。しかし、更に心を打たれたのは、現在家庭を持ち、お子様を授かった参考人が、「自分が虐待されてきたので、子供を虐待しないか心配だった。しかし、子供は可愛い。虐待はしないと思う」と決意をのべ、そのことを委員会でも称えた際、参考人が感極まって涙し、委員も感涙したのです。本当にこうした現実を目の当たりにし、まさに、社会的養護体制の充実は必要だと考えました。
 大変深い特定テーマですが、私も委員としてしっかりと低減できるよう努力していきます。

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