「大学のマンガ学部」
❤いつの日か笑えるだろう今われの笑えぬマンガが書棚に並ぶ 松井多絵子
漫画家の竹宮恵子さん(63)が4月から京都精華大学の学長に。徳島市で育った竹宮さんは少女時代、故・石ノ森章太郎の「マンガ家入門」を読んで進路を決めた。高校生でデビュー。
少年同志の性愛を描いた「風と木の詩」や環境破壊や管理社会をテーマにした「地球へ、、」などの代表作で時代を先取りした。すでに精華大学には「マンガ学部」があり、「機能マンガ」と呼ばれるジャンルの普及に取り組む。石ノ森が描いた「マンガ日本経済入門」のように、複雑な事象をマンガで解説する試みである。
精華大学が窓口になって注文を受け付け、文化財の修復技術を紹介する冊子や、病気について患者に解説するパンフレットなどを制作している。「卒業生らがマンガで食べていける環境を整え、マンガの可能性を広げたい」。 学長としては「全学で共有できる理想を掲げ、トップダウンでリードしたい」。 2月7日朝日朝刊 「ひと」より
竹宮さんはまだオバサン。どうぞ老女にはならないでくださいね。
2月7日昼 松井多絵子