えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

殻ちゃん ⑯   

2014-02-06 14:16:00 | 歌う

              「殻ちゃん ⑯」   松井多絵子

 1月の末の朝9時すぎに鈴鹿ひろ美からアキに電話。お昼にパエリアを作るから殻ちゃんと一緒に食事をとのお誘いである。アキはもちろん喜んでOK。

 鈴鹿◆「3日前にスペイン料理のレストランで食べたのをマネして作ってみたの。殻つきの
浅利、殻は食べられないわよ、殻ちゃん。ところでアキ、このパエリアを食べたレストラの奥にルイちゃんが3歳くらいの男の子と食事をしていたの。話しかけたかったけどテレビの仲間といっしょだったんで。そのうちに2人は店を出てしまって」                                     

  アキ✿「ルイはオラが結婚する前にファッションの仕事で巴里へ行くってメールが来て。そのあとはぷっつん。ルイの一家は引っ越してどこにいるのかわからない」。       

   鈴鹿◆「ファッション雑誌ではモデルだけでなく記事も。、独身だと書いてるけど」。

 三陸で水口と付き合うようになってからアキはセンパイを避けていた。ユイもなぜかセンパイを
避けていたような気がしたが、付き合っていたかもしれない。あるいは結婚しても独身のふりをしているのか。そういうタレントはかなりいる。アキだって結婚したら仕事が少なくなった。娘役はダメになり、母親の役はまだ早すぎるらしい。でもアキは水口と結婚してよかったと思っている。
センパイはあんなにユイが好きだったのにアキを好きになったと言ったのは、ユイにふられたからではないか。もしかしてユイは水口が、、、。などと思っていたらパエリアが冷えてしまった。

  女は愚かだと思う。だから失敗も許される。だから冒険もできる。
                               林真理子の語録より