「迷わない櫻井よしこ」
❤しかしながらしかしながらというように歩いているかも裸か木の道 松井多絵子
迷いながら生きている、歌ひとつ詠むのも言葉をあれこれ迷う私、迷わない人なんて
眩しい。土曜の朝刊の本の広告のなかでもひときわ目立つ、文春新書13万部『迷わない』の著者は櫻井よしこ。国内外の諸問題に警鐘を鳴らすジャーナリストである。68歳でも勝ち組の女。
半世紀前、わたしが娘の頃の親たちは、自分の娘が売れ残ることを恐れた。コワイ娘という噂になったら未婚の男たちに嫌われる。可愛げのある娘に育てようとする風潮があったのだ。私たちの世代には政治のことなど知らない女や、川柳をつくる女が少ないのはそのためなのか。
しかし櫻井よしこは違う。はじめてテレビで見たときから優雅な女だった。美人の政治の話は男たちも歓迎するのだ。やはり美人はトクだ。68歳になっても若い男性の読者や視聴者が多いと
は。『迷わない』が13万部も売れるとは。彼女の賞味期限はまだまだ続くのか。
波乱万丈の人生を乗り切るための<よしこ流生きるヒント>を初公開。※ご参考までに。
◆18歳で単身ハワイに渡航 ◆父親との葛藤と勘当 ◆赤字続きの駆け出しフリー記者
◆離婚の痛手をどう癒したか ◆大組織に突きつけた人事要求 ◆16年でキャスター降板
の真相 ◆母の介護で気付いた、深い愛情
広告の櫻井よしこは笑ってる。強い女の笑顔は眩しい
2月1日 松井多絵子
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