「部下と上役」
❤リストラを部下に伝える辛さを言う、「贅沢ですねキミの辛さは」 松井多絵子
自分はエリートだと思っているらしい某課長が「辛いですよ部下にリストラを伝えるときは」と言った。ビールを飲みながら、4人分のおつまみのポテトを1人占めしながら。辛くても食欲はあるのか。彼の高くて形の良い鼻を見ていると私はムカついて「辛いのはアナタじゃなくてリストラされる部下でしょ」と言ってしまったが彼は聞き流していた。あの夜のビールの不味かったこと。
『部下に贈る99の言葉』の本の新聞広告はド派手である。そのスペースは縦17センチ横28センチ。著者・本郷孔洋さんの顔は卵Lサイズ、楽しそうに笑っている。まだ老人ではなさそうな辻・本郷税理士法人理事長・公認会計士・税理士 肩書は頼れそうだが。
この本郷理事長が全社員に送ったメッセージが「99の言葉」。これは立ち読みは無理だ。すでに買って読んだ方の反響の「声」が広告に載っている。
♠「明日も元気に会社に行こうという気になりました。」 (IT関連会社員 27歳男)
♠「週に1回部下にメッセージをメールすることにしました」。(生命保険会社 43歳女)
♠「辻・本郷税理士法人が成長し続ける秘密を垣間見た気がする」。(食品メーカー 55歳男)
私には部下がいない、来年から夫を部下にしようかな。ふふふほほほほ。
12月26日 松井多絵子