「美文字の年賀状」
2013年ベストセラー第一位は『ペン字練習帳』という広告。阿川佐和子さんが怒りますね。書家・中塚翠涛監修・手本、広告にはハガキ大の流し目の女の写真、若くてキレイなこの女が中塚翠涛という書家なのか。そうだとしたら美文字を書けばキレイな女になれるかもしれない。本といってもペン字練習帳である。「うっかりしてました。阿川佐和子さま、ゴメンナサイ」。
「30日できれいな字が書ける」といわれても今日は12月6日、私は20日～23日ころに書くつもりだから、あと2週間の練習で美しい文字を書けるわけがない。しかも、わたしの仲間はなぜか達筆が多く年賀状は毛筆。流麗な美文字で玉の輿に乗った「美文字老女A子」は白髪で皺皺になっても毛筆の美貌は衰えない。彼女は私の字を「個性的」だの「楽しい字ね」などとホメテくれるが内心は 「松井多絵子も美文字だったら玉の輿に乗れたのに」 と思っているだろうな。
❤ 老いてなお変わらぬ美文字の年賀状 （松井多絵子） 12月6日
※ 美文字老女A子はパソコンを買ったのにまだ検索もできないから悪口書いちゃいました。