寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

〓四十にして惑わず…7

2011年11月28日 07時27分02秒 | 日記
八坂神社の石段を上れば境内です。
ここは京都の象徴的な神社であるのです。観光客が大勢訪れていて少し興ざめしますが、これはこれ… 三人は人混みをかき分け境内を進みます。
境内から右手にももうひとつ鳥居があります。
実はこちらが正面玄関です♪
一見四条からが正門に思えるのですが、それは素人の悲しさ…
ハハ♪何の素人かわかりませんが、こんな話を河田部長は一席喋っています。
三人は連れ立って参拝しました。
「ねぇ、山田さん今熱心にお詣りしていたけど何を頼んでたの♪」「え~見ていたのですか…」「見ていた訳じゃあないけどエラクご熱心だったわよ」京都の名題の八坂神社、祇園の舞子さんもお詣りする由緒ある神社です。「そんなことないですよ…」「ホント?誰かいい人のことを頼んでいたんじゃあないの♪」「そんな事ありませんよ(苦笑)」「あら赤くなっちゃって(笑)」「違いますよ…」山田さんは照れていましたが、満更でもない様子です…「ここはね、願掛けで有名なところだから叶うといいね♪」「も~違いますったら~」「おいおい、いい加減にしたら…」「あら、部長…」「どうせ私はお邪魔虫よね(笑)」あ~言えばこう言う…全く三十路の女は手が付けられないね(笑)河田部長の嘆きをよそに金沢さんと山田さんはまるで姉妹みたいに仲良くしゃべっていました♪…八坂神社の鳥居を潜り抜けました「あら、ここから高台寺はどう行けばいいのかしら…」
八坂神社を出たところで金沢さんは立ち止まりました。
辺りは薄暮れないの闇が漂い始めていました。
「え~と、この道を真っ直ぐに行けばいいかな(微笑)」
八坂神社の朱色の鳥居を抜けると石畳の小路が続いていました。
「うわ~きれい♪」
振り返ってみた八坂神社の鳥居がライトアップされて浮き上がるように輝いていました。 「ほんと!きれいね…」
この辺り一帯は神社仏閣があちこちに散在していていました。
「なんか昔に戻ったみたいだゎ♪」
山田さんは一人はしゃいでいます。
その後ろを河田部長と金沢さんが続いていました。
「なんかデートでもないし…変な気分だなぁ…」
はしゃいでいる姿はまるで子供みたいで…山田さんを眺めて河田部長は ボヤいています。
「どうしたのですか?私が邪魔みたいね(微笑)」
「とんでもないよ」
慌てて手を振りますが、…年増はやりにくいよな~ 内心舌打ちしていますが、気を取り直して「金沢さんが来ているから助かるよ(汗)…」
少し持ち上げました。 「本当ですか…」
「本当だとも…あまり若い子は苦手でね…」つい口が滑りました。(笑)
「え~それって私はおばさんだってことですよね(笑)」
「ち、違うよ違うってば…(汗)」
しまった!! 思ったけど後の祭りです。
「どうせ私はおばちゃんですから(怒)」
「そんな事ないから…金沢さんはきれいですよ」
「ダメですよ、今さらお上手言われても…」「お世辞じゃあないよ、いつもきれいだと思っているよ!!」
「ホント!!」金沢さんの顔が輝きました。
…ちょっと誉めるとすぐこうだ…
「ねえ部長、本音は違うんでしょ…」
しつこい奴だなぁ(苦笑)
「ホントにきれいだと思っているよ!!」
…ああ一緒にこなけりゃよかったな…
河田部長はほとほと後悔しました…
「なんですか…お二人で仲良く…夫婦喧嘩みたいですよ(笑)」
「そうじゃあないよ!」
慌てて取り消すにも金沢さんの視線が気になりますし、肯定すれば山田さんが白けるだろうし…
挟まれた河田部長は苦笑するしかありません。
「こんなにモテて大変ですね(苦笑)」
「おいおい冷やかすなよ…」
もう汗ビッショリになっていました(笑) …
コメント
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