寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

似て非なるもの…6

2011年11月04日 07時44分33秒 | 日記
大切なお客様を迎えた視察は無事終わりました。
慎重に…慎重にと時間を読みすぎた河田部長。(笑)お蔭で時間が余ってしまいました。
困ったぞ… 鬼塚専務や高辻役員が額を揃えて唸っていました(笑)
会食の会場の祇園まで一時間です。
皆さん考えた末に妙案を出されたのは高辻役員でした。
高辻役員から受けた指示はゆっくり…走ることでした(笑)
高速道路のインターもひとつ先で降りることになりました。

今まで色々ありましたが、ゆっくり走れ…とは初めての事です。
私たちはどんなに偉い人を乗せてもそれはカボチャだと思え!!と習ってきました。だから今回のVIPでもその点は大丈夫でしたが今のゆっくり走れを聞いて妙に緊張しました。
私は深呼吸をして車を玄関に着けます。待ってましたとばかりに 直ぐにお客様と鬼塚専務が車に乗り込まれました。
河田部長や武田工場長を始めに工場の幹部連中がお見送りに出ています。
ただ河田部長は少々引きつった感じでしたが(笑)「それじゃあ♪」高辻役員が軽く会釈をされたのが合図で私は車を出しました。
道路は空いていました。こんな時に限って信号も青です(苦笑)
やがて高速道路に入ります。
あらかじめ調べていましたが、予定のコースには渋滞も事故や工事中など交通を妨げる様子は全くありません。 まぁ渋滞があれば幾らか時間が稼げるものですが…(苦笑)
車中は無言劇になりました。
大体日本語がほとんど話せないところにさっきまで雑談をいっぱいやっていたから、話題に尽きていたのでしょうか…(笑)
高辻役員は気を使う方で普段ならお客様を飽きさせることはないのですが、さすがにこの時は違いました。
高速道路をすいすい進んで行くのを腕組みしながら前を睨み付けていらっしゃいるのです(笑)
普段後部座席にいらっしゃるはずの高辻役員が私の側にいらっしゃいます!これってプレッシャーですよ(笑)
おまけに難しい顔で前を睨み付けていらっしゃいますから…(笑) ちょうど免許検定の試験官がいるようですよ(笑)
ところでこの辺りの高速道路は制限速度が80キロと100キロがあります。 (東名はほとんどが100キロですが、名神はこんな風に場所によって違います) 私は制限速度に関係なく80キロ で走りました。
皆さん高速道路を走られたら必ずこんなトロいスピードで走っている車を見かけませんか(笑) トラックで精密機械を運搬していたり、現金輸送車など、又競馬馬の運搬中なんて車も制限速度で走っています。
そうそうモミジマークもでした…(笑)
いつもならそんな車をスイスイと追い抜いて行くのですが、今日は違いました。
私は走行車線を亀みたいにひたすら走っているのです。
右手の追い越し車線を横目で見ながら…(笑) しかしゆっくり走るのも疲れるものですね…(ぐったり)
途中から数え出したらなんと40台以上になってきて…
そうです、追い抜かれた車の数です(笑)
「しかしよく抜かれるものだなぁ♪」
高辻役員が感心したようにおっしゃられたので、私が少しアクセルを踏むと「ああ、いいから」と慌てておっしゃいます。
「ただ言っただけだよ」
「ええ…しかしもう少し走らないと変じゃあないでしょうか」
私はあまりの低速で不自然に思われないかとヒヤヒヤしていました…
「そうだね」
高辻役員は後ろの鬼塚専務を伺いながら、
「じゃあちょっと上げてくれる」
鬼塚専務もあまりな低速走行にうんざりしていらっしゃる様子でしたから… (笑)
私がアクセルを踏み出すと軽い唸りを出しながら車はスピードアップしてきました。
外の景色の流れる早さが違ってきます。
私は90キロまで上げてスピードを固定しました。
…と言いましてもクルーズが付いている訳じゃあありませんから、そこは技術で補います(笑)
さすがに90キロで走るとそんなに抜かれなくなりました(笑)
そうこうしている内にいつものインターが見えてきました。
後部座席は相変わらず沈黙状態でたまに高辻役員が話しかけると短い返事があるくらいで、 あとで河田部長から聞いたのですが、お客様は英語はペラペラだというじゅあありませんか。
鬼塚専務の英語と合わせて是非とも聴きたかったですね(笑)
コメント
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