寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

四十にして惑わず…3

2011年11月22日 08時27分58秒 | 日記
「高台寺知っています?」艶やかな黒髪が肩までかかるストレートな髪が揺れます。
「こうだいじ…」
金沢さんが考えました。確かに聞いたけど… 「清水寺の近くなんですって♪」
「あっそうか…確か祇園さんから上がったとこだったかしら…」
「はい…行ってみたいわ♪」
「そうね♪きれいでしょうねぇ」
「あそこね、銀杏の紅葉(こうよう)もきれいですよ」
「いちょう…!?」
「ええ…まっ黄色で…」夢見るように山田さんはうっとりしていました。
「金沢さん、紅葉(こうよう)は赤いのになぜ銀杏もこうようと言うのかなぁ?」二人の話を聞いていた河田部長が口を挟みました~「あれ!紅葉(こうよう)は赤でしょ、銀杏はどうなのかしら…」確かに部長の言う通りだわ!?「銀杏もこうようなのでしょ♪」山田さんは相変わらず夢遊病みたいです…「ハハハ♪こうようには紅葉と黄葉(こうよう)があるんだよ~秋になって葉が黄色く変わること。また、その葉。葉緑素を失い、カロテノイドが目立つようになって黄変するのだね」 「……」
「……」
河田部長は知っている知識を披露しました。大体こんな知識を女の子に話してもちんぷんかんぷん(笑)でしょうがね(笑)
果たして案に違(たが)わず廻りには白け鳥が飛んでいました(笑)
(しまった!!)河田部長は内心舌打ちしていました。
せっかく俺のところで女の子がはしゃいでくれたのに…(涙)
「だからあんたは女の子に持てないのよ♪」頭の上で長原ちゃんが嘲(わらっ)ているようです(笑)
河田部長は気まずい思いでいました。
その一瞬でした。
「へ~そうなのですか♪」
感心したようなした声がしました。
「え!」
河田部長が顔を上げてみると笑顔の山田さんがありました。
コメント
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