寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

それは名誉なり…

2011年11月08日 09時52分47秒 | 日記
秋の時期は叙勲の季節であります。
うちの会社は確かにデッカイのですが、世間様に貢献していないせいかさっぱり叙勲の話しもありません(笑)
もっとも「あんなの形骸化(けいがいか)した儀式だよ」と鬼塚専務のコメントもありますがこれは負け惜しみでしょう(笑)
ところでITの業界にも少なからず形式化された儀式がありました。
お上から誉めて貰えないなら自分達で…
と言うことで(これは私の推測ですから当てにはなりませんよ)
各社が設けたのは取引先に贈る感謝状でした。
「しかし驚いたよなぁ」いきなり切り出したのは長原部長でした。小柄な身体に薄鼠色のスーツ姿中々の上物です♪「そうそう、あれはラッキーパンチが当たったみたいなものだよ」皮肉っぽく言うのは 季節外れの花粉症に悩まされている佐川本部長です。
「そりゃあ、言い過ぎですよ」
長原部長が口を尖らして抗議しました。「そうかな…あんなの傷の舐め合いみたいなものじゃあないの」 どこまでも辛辣な佐川本部長ですが…
「そんなこと言うから…」役員になれないのよ(哀)
内心思いながら…
俺だったら精々胡麻すりに徹するけどなぁ… 長原部長はチラッと佐川本部長の横顔を見ました。
この佐川本部長、絶対視されていた事業部長…役員です♪
を逃しました。
どれくらい惜(お)しかったかと言いますと同期の円山本部長が「俺より佐川が間違いないよ」とため息をついていたぐらいです。

「大体ね…」甲高い声が特長の佐川本部長は持論を続けています♪ 佐川本部長と付き合いの永い長原部長は適当に聞き流していますが、内心「この弁が災いして足を引っ張っているのに…」
気付いていないのが惜しいよね!!
最もこの弁が立つから今日があるのだ、とも思いました。
それを知ってか知らずか佐川本部長は相変わらず持論をぶっていました。
「なぁ!長原ちゃん!」
最後は決まって同意を求めるのも20年来変わりません(笑)
適当に相づちを打ちながら長原部長は上の空でした…
「なぁ長原ちゃん!」「…ええ、そうですよね…」
「ちゃんと聞いてる?」
「ええそうですよね…」「バカ!!」
「ああ…ごめんなさい(苦笑)」
「何がごめんなさいだよ(怒)」
ああ怒らせちゃったよ…首をすくめて苦笑いしますが、佐川本部長は承知しません。
「だいたい、君はだなぁ…」
又始まったよ(苦笑)
長原ちゃんはごめんなさいを連発します。 「いつも俺の話を聞いているのか!!」
「はいはい」
「まったく…仕方のない奴だ♪」
いつもならこんな口喧嘩が続くのですが、今朝は違いました。
11時40分のJALで黒田社長がお着きになります。
二人はそれのお迎えでした。
今日午後からの表彰式に参加されるためでした。
コメント
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