寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

それは名誉なり…6

2011年11月15日 08時34分31秒 | 日記
どうも長原とは合わないわ…
河田部長は感じていました。
こんなノー天気な奴でも何か得るものがあるんじゃあないかと期待してきたのですが…
長原部長は天下太平にポテトを旨そうに頬張っているだけです。
「お前は気楽でいいよなぁ♪」
つい愚痴っていました(笑)
「じ、冗談じゃあないよ~」
長原部長は口をとがらかせて抗議です(笑)
「俺だって悩みくらいあるから…」
「へえ~どんな悩みだい」
どうせ大したことじゃあないくせに…
「あのねえ…俺だって仕事やプライベートで悩むことあるんだから!」
「プライベート…プッ!!」
思わず吹きました♪
去年結婚した長原部長は 奥方が妊娠中でした。
「何が可笑しいのよ…」
「ゴメン、ゴメン」 そう怒るなよ…となだめながら
「で…どんな悩みなんだい?」
暇潰しに聞いてみると、以外や長原部長は真顔になり「聞いてくれるの♪」
乗り出してきました。 「え!まあ聞くけど…」あんまり顔を近づけなさんな(苦笑)
後ろに下がりたい気持ちを押さえました。
「うちのかみさん今これだろ」
お腹の辺りに手で空を切りました。
「ああ…おめでたらしいね」
「そうなんだけど…」
そう言ってポテトを掴んで口に放りこみます。バクバク♪
どうもこいつの頭の中を見てみたいものだ(苦笑)
悩みを打ち明けるにしては軽すぎました。
河田部長は黙って見ていると、
「実はさぁ…」
口の中にはポテトが残っていました…
コーラをガブガブ飲み干すとさあ!といった様子で「生まれてくる子供がね…」
「あ あ… 」
河田部長はもうどうでもいいやと思い始めていました。
「でさぁ…○…○…」
河田部長は時計を見ていました。
2時前です。3時からの表彰式に出るのに2時40分くらいに入ればいいだろう。
ここから式のあるホテルは目と鼻の先でした。
「おいおい!!聞いてるの!!」
長原部長のがなる声で我に返りました。
コメント
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