とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

アベノミクス

2016-04-12 17:02:20 | 政治
 アベノミクスが成功だったのか、それとも失敗だったのか。今回の選挙の一番大きな争点だと思われます。今のところ成功とは言い難いと思われます。 私は経済の素人なのではっきりとしたことが言えるわけではないのですが、経済は一般庶民の感覚が大きな要素なのであえて言わせてもらいます。

 アベノミクスは最初に円安を誘導する金融緩和を行いましたがこれは成功だったといっていいと思います。安倍政権の前までの円高は行き過ぎていたような気がします。この円安誘導によってやっと日本の経済が一息ついたような気がします。ここでみんなが期待しました。

 しかしこの後が何もなかった。「地方創生」「一億総活躍社会」「TPP」といろいろやってきました。TPPは合意まで行ってうまくいったかと思われましたが、甘利大臣のスキャンダルであやうくなり、さらに最近のもたもたした状況で印象が悪くなってしまいました。こうなると何をやっても不満しかでない。「地方創生」や「一億総活躍」のほうはほとんど掛け声だけです。文化庁を京都に移す程度のことしかできていません。

 結局アベノミクスは期待外れだったのかなとみんなが思い始めているのが最近の状況だと思います。

 おそらく参議院選挙が近くなり安倍首相は焦り始めます。第一次安倍政権のとき感じたのは、調子のいいときの安倍首相は攻めの姿勢で自信をもって政権運営をします。しかし逆境に弱かった。今回もそうなってしまうのではないかという不安があります。第一次政権のときの辞め方のだらしなさは強く印象に残っているので、今多くの国民が心配し始めている状況ではなかと思われます。

 日本の政権はコロコロ変わりすぎます。安倍首相にはもっとがんばってもらわないと困ります。しかし特に最近の安倍政権は選挙でかつためだけの政策をして、どうも姑息な手段を取りすぎているような気がしてならないのです。このままではこのツケが次の世代に残されるだけだとおもわれます。

 自信に満ちた誠実なリーダーに日本人はあこがれます。そうでなければ国民はついていきません。安倍首相には人間的にもっと成長して、謙虚になるべきところを謙虚になり、断固として言うべきところは断固として言ってほしいと思います。それができるかできないかが問われる時期だと思います。
コメント
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