水曜日に行われた西袋中学校での 「人権啓発セミナー」 が、
「あぶくま時報」 という地方紙に取り上げられたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/93/177e76b6904a327ed56cfa92a2f8cac6.jpg)
なんだかこの講師の人、楽しそうに喋っていますねえ。
「あぶくま時報」 というのは須賀川・岩瀬地方限定の日刊紙です。
見開き4ページの新聞だそうですが、福島市にはそういったものはないですよね。
「人権啓発セミナー」 みたいなものを開催しているという話も他地域ではあまり聞きませんし、
須賀川・岩瀬地区、きわめて民度の高い地域なのかもしれません。
さて西袋中に続いて、昨日は須賀川第一中学校で 「人権啓発セミナー」 をやってきました。
講演会を同じ内容で何度もできるというのは講師にとってはたいへんありがたいことです。
去年からもう4回目です。
実を言うと西袋中のときは、去年どんな話をしたか忘れてしまっていて、
昨年と同じ資料をもとに何とか去年の話を思い出そうとしながら話していました。
昨日は去年の話を再現しようとするのではなく、
西袋中での話の反省点を修正しながら、削るべきところは削り足すべきところは足して、
少しでもよりよい中身にしようとしながら話していきました。
皆さんは両方を聞き比べたわけではないのでどこがどう改善されたかなんてわからないでしょうが、
自分的にはだいぶよくなったんじゃないかな、はっきりとは思い出せないけれど、
ひょっとすると去年よりもよくなったんではないかなと自負しているところです。
まず、途中で2種類のワークを皆さんにしてもらうのですが、
最初のワークは文章完成で、次の書き出しに続けて自由に作文をしてもらいます。
「夏が来ると私は 」。
「宿題はできるだけ 」。
「意見の違いは 」。
書いてもらったものを何十人かに発表してもらい、
ほらみんな全然違うでしょ、ということを実感してもらうワークです。
ただ実際に発表してもらうと、特に2番目のやつなどはだいたい、
「宿題はできるだけ少ないほうがいい」 か 「宿題はできるだけ早くすませる」 のいずれかになり、
あまり意見の多様性を感じてもらうことができませんでした。
そこで、こんなふうに付け足しました。
「自分が書いた文を発表しろと言われてちょっとイヤな感じがしなかったでしょうか?
みんなと全然違ったことを書いていて、みんなから笑われたりバカにされたりするのを心配したり、
中には、本当は自分は別のことを書いたんだけど、
みんなの答えを聞いてみんなと同じような答えを言ってしまった人もいたんではないでしょうか?
それくらい人間というのは、人と違っていることを恐れる生き物なのです。」
それから、人間は自己中心的な考え方をしてしまうという話のときには、
先日の東京都議会でのセクハラやじの例を挙げ、
女性は結婚して子どもを産み育て家庭を守っているべきだという価値観の人がまだいて、
人権思想が17世紀に誕生してから3世紀以上経っているというのに、
日本では未だに男女平等すら実現されていないという話を付け加えました。
また、クラスや学校のなかでちょっと言動の変わった人がいるくらいなら許せるかもしれないけれど、
人種が違ってまったく見た目が異なっていたり、言葉がまったく通じない人が転校してきたときに、
はたしてその違いを認めることができるだろうか、という問いを投げかけてみたりもしました。
今回の講演タイトルの 「育てよう、思いやりの心」 に関連させて、
(このタイトルは須賀川市のほうから指定されたタイトルで私が付けたわけではありません)
思いやりの心っていうけれど、いじめや差別をなくし人権を尊重するということは、
気持ちの通じ合える人どうしで相手のことを思い合うというような自然な感情のことではなく、
思いやりとは、まったく理解不能で許しがたい違いをもっている人のことを何とか理解しようとし、
その違いごと存在を受け入れて共存していくというひじょうに理性的・知性的な営みなのである、
ということを強調しておきました。
須賀川第一中学校の生徒さんたちはほぼ95%くらいが幼稚園や小学校からずっと一緒で、
まったく見知らぬ他者と出会ったり付き合ったりしたことがないそうなので、
これから高校、大学、一般社会へと巣立っていくときに、
多くの他者と出会い、初めての軋轢を経験することになるでしょう。
そんなときに今回の講演内容を思い出してもらえるといいのですが…。
須賀川第一中学校の皆さん、もしこのブログを見てくれたら、
コメント欄に何かひとこと書いてもらえるとうれしいです。
そして、今回の話を聞いて人権に興味をもった人がいたら、
ぜひ福島大学に入学してぼくの授業を取ってください。
みんなが福島大学に来てくれることを楽しみにしています。
福島大学で会おうっ
「あぶくま時報」 という地方紙に取り上げられたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/93/177e76b6904a327ed56cfa92a2f8cac6.jpg)
なんだかこの講師の人、楽しそうに喋っていますねえ。
「あぶくま時報」 というのは須賀川・岩瀬地方限定の日刊紙です。
見開き4ページの新聞だそうですが、福島市にはそういったものはないですよね。
「人権啓発セミナー」 みたいなものを開催しているという話も他地域ではあまり聞きませんし、
須賀川・岩瀬地区、きわめて民度の高い地域なのかもしれません。
さて西袋中に続いて、昨日は須賀川第一中学校で 「人権啓発セミナー」 をやってきました。
講演会を同じ内容で何度もできるというのは講師にとってはたいへんありがたいことです。
去年からもう4回目です。
実を言うと西袋中のときは、去年どんな話をしたか忘れてしまっていて、
昨年と同じ資料をもとに何とか去年の話を思い出そうとしながら話していました。
昨日は去年の話を再現しようとするのではなく、
西袋中での話の反省点を修正しながら、削るべきところは削り足すべきところは足して、
少しでもよりよい中身にしようとしながら話していきました。
皆さんは両方を聞き比べたわけではないのでどこがどう改善されたかなんてわからないでしょうが、
自分的にはだいぶよくなったんじゃないかな、はっきりとは思い出せないけれど、
ひょっとすると去年よりもよくなったんではないかなと自負しているところです。
まず、途中で2種類のワークを皆さんにしてもらうのですが、
最初のワークは文章完成で、次の書き出しに続けて自由に作文をしてもらいます。
「夏が来ると私は 」。
「宿題はできるだけ 」。
「意見の違いは 」。
書いてもらったものを何十人かに発表してもらい、
ほらみんな全然違うでしょ、ということを実感してもらうワークです。
ただ実際に発表してもらうと、特に2番目のやつなどはだいたい、
「宿題はできるだけ少ないほうがいい」 か 「宿題はできるだけ早くすませる」 のいずれかになり、
あまり意見の多様性を感じてもらうことができませんでした。
そこで、こんなふうに付け足しました。
「自分が書いた文を発表しろと言われてちょっとイヤな感じがしなかったでしょうか?
みんなと全然違ったことを書いていて、みんなから笑われたりバカにされたりするのを心配したり、
中には、本当は自分は別のことを書いたんだけど、
みんなの答えを聞いてみんなと同じような答えを言ってしまった人もいたんではないでしょうか?
それくらい人間というのは、人と違っていることを恐れる生き物なのです。」
それから、人間は自己中心的な考え方をしてしまうという話のときには、
先日の東京都議会でのセクハラやじの例を挙げ、
女性は結婚して子どもを産み育て家庭を守っているべきだという価値観の人がまだいて、
人権思想が17世紀に誕生してから3世紀以上経っているというのに、
日本では未だに男女平等すら実現されていないという話を付け加えました。
また、クラスや学校のなかでちょっと言動の変わった人がいるくらいなら許せるかもしれないけれど、
人種が違ってまったく見た目が異なっていたり、言葉がまったく通じない人が転校してきたときに、
はたしてその違いを認めることができるだろうか、という問いを投げかけてみたりもしました。
今回の講演タイトルの 「育てよう、思いやりの心」 に関連させて、
(このタイトルは須賀川市のほうから指定されたタイトルで私が付けたわけではありません)
思いやりの心っていうけれど、いじめや差別をなくし人権を尊重するということは、
気持ちの通じ合える人どうしで相手のことを思い合うというような自然な感情のことではなく、
思いやりとは、まったく理解不能で許しがたい違いをもっている人のことを何とか理解しようとし、
その違いごと存在を受け入れて共存していくというひじょうに理性的・知性的な営みなのである、
ということを強調しておきました。
須賀川第一中学校の生徒さんたちはほぼ95%くらいが幼稚園や小学校からずっと一緒で、
まったく見知らぬ他者と出会ったり付き合ったりしたことがないそうなので、
これから高校、大学、一般社会へと巣立っていくときに、
多くの他者と出会い、初めての軋轢を経験することになるでしょう。
そんなときに今回の講演内容を思い出してもらえるといいのですが…。
須賀川第一中学校の皆さん、もしこのブログを見てくれたら、
コメント欄に何かひとこと書いてもらえるとうれしいです。
そして、今回の話を聞いて人権に興味をもった人がいたら、
ぜひ福島大学に入学してぼくの授業を取ってください。
みんなが福島大学に来てくれることを楽しみにしています。
福島大学で会おうっ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0086.gif)
聞く気になれないのですが、まさおさまの
講演は他者とは違い、発表やワークシート等を使って分かりやすく説明して頂きました
僕も皆とずれている人を少し差別していたので生活を見直し、改善してきたいと思います
受けてみると興味深い話ばかりで、集会では毎回寝ている僕ですが、今回のセミナーはいつの間にかまさおさまの話に夢中になっていました。
このようなセミナーはいろんなところで開いてほしいと思います!
また、お話を聞ける日を待っています
今後も続けてください(`_´)ゞ
でも、きゅうり食べれるようになりましょう!
本当な寝ようと思ってたんですが、まさおさまの大きな声で目が覚めました
人間関係など教えてくださっていろいろ学べましたヽ(∀)ノ
ありがとうございました!起こしてくれて
声が大きかったですね(つω-`)
つまんなそーだなって思ったけど意外と楽しかったです(((o(*゜▽゜*)o)))
これからも頑張ってください。
実わ俺もきゅうりが嫌いです(笑)
その声をお大事に!
まさおさまのセミナーを聞いて自分の悪いところとかを直していきたいし、差別をするような人間には絶対ならないようにします(・U+E34ω・U+E34)
まさおさまのお話は、とても面白く
勉強になりました 文章を作るのが楽しかったです またまさおさまのお話が聞きたいす
きゅうりは味噌マヨが1番U+2661はあと
人間関係は本当に難しいです。
一生涯でどの位の人に出会うのかわかりませんが、話を聞き周りの見方が少し変わりました。それから、相手を尊重すること、自分が他の人の考えと違ってもいいんだとわかりました。
きゅうりであんなに盛り上がるとは!!!
明日からも、みんなよろしく!