まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ペースカー

2009-06-22 15:54:57 | ドライブ人生論
ちょっとブログをサボってるうちに、
相馬看護学校の授業もとっくに終わってしまったんですが、
今年も7回、相馬までドライブに行ってきました。
例年のことなのでだいぶ慣れてきたとはいえ、
115号線を福島から相馬まで片道70㎞も、
朝1限に間に合うように走っていくというのはけっこうシンドイものです。

この115号線というのは片側1車線の山道なんですが、
ものすごく飛ばしてるクルマか、逆にものすごくのんびり走ってるクルマか、
だいたいそのいずれかなので、走っていてかなり疲れる道路です。
飛ばすクルマはいつの間にか後ろにピッタリくっついていてあおってくるし、
ゆっくり走ってるクルマは、ゆずりあいレーンとかでよけてくれればいいのに、
なぜか涼しい顔で通せんぼしているから、
1時間目に間に合わなくなるんじゃないかとハラハラさせられます。

ところが4月のことだったでしょうか。
たまたまあるトラックの後ろについたのですが、
これがひじょうにいい感じの走りを見せてくれました。
スピードを出すべきときには出し、緩めるときには緩め、
下り坂のカーブなどでは丁寧にコーナーを回ってくれるので、
後ろを走っていてとてもゆったりした感じで安心できます。
その日は前日が遅くなってしまったために少々疲れ気味だったのですが、
70㎞のうちの大半をそのトラックについていくことによって、
とても快適なドライブを楽しむことができました。

最近、道行く大型車の後部に「ペースカー」という表示をよく見かけます。
一定の安全速度で走ることによって、
道路全体のペースを作り出すクルマという意味なんでしょうか。
ペースカーと書いてあるからといって、ペースカーの走りをしているとは限りませんが、
私は高速道路などのロングドライブのときには、
自分にとってのペースカーを見つけて、その後ろをついていくようにしています。
自分でいちいちいろいろな判断をしなくてよくなるので、
疲れ方が全然ちがってきて、安全で快適なドライブを楽しむことができます。
残念ながら115号線の場合、
片側1車線だからペースカーを探したり選んだりすることはできません。
あの日は期せずして前のトラックがペースカーの役割を果たしてくれたというわけです。

さて、人生においてもペースカーというのは大事です。
人生の場合はペースカーではなくてペースパーソンと言うべきでしょうか。
もちろんホントに大事なことは自分で決断しなきゃいけないんですが(それは運転も同じ)、
日々の仕事とか、なにか長期スパンで取り組まなきゃいけないことの場合には、
この人のあとについていけば何とかなるという人を見つけて、
その人のマネをしたり、その人が言うとおりにやっていくと、
自分ひとりじゃなかなか成し遂げられなかったようなことが、
わりとあっさりとできてしまったりするものです。

私の場合、大学受験の時はIくんやGくんをはじめとする受験組の中にいたために、
みんなと学校帰りに買い食いしたり、麻雀なんかもしたりしながら、
でもいつの間にかちゃんと受験勉強はしていました。
キャリアカウンセラーの資格を取るときも、
講座の同期の仲間とメーリングリストを作って情報のやりとりをしたり、
ロールプレイの相手をしてもらったりして何とか乗り切りました。
さて、現在は積年の大仕事にとりかかろうとしているところです。
この仕事には実質的に締切はないので、
ほっておけばいつまでも後回しにされてしまいます。
これまで何度も「今年こそやる」と周りに宣言したりしたものの、
けっきょくずっと果たされずに来ました。
それはちゃんとペースカーを見つけなかったからだろうと思います。
今回はペースカーになってくれる人を見つけたので、
その人にしっかりついていこうと思っています

皆さんも、教採を受けたり、就活をしたり、卒論を書いたりする場合には、
ぜひペースカーとなるべき人を見つけて、
その人たちについていくようにしてみてください。
ただし見極めが大切です。
まちがっても暴走車や鈍行車にはついていかないように
快適なドライブを

最新の画像もっと見る

コメントを投稿