まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

二歩前進

2011-04-28 19:38:05 | お仕事のオキテ
4月23日までの休講期間も終わり、まだ大学は始まっていませんが、
学生さんたちはしだいに福島に戻ってきつつあります。
倫理学ゼミの卒論生も、公務員試験等もあり福島に帰ってきてくれました。
待ってました、という感じです。
4月の初めに書いた 「一歩前進」 という記事では、
今後の復興計画の全体像が見えてきたと書いたのですが、
そのアクションプランの中には、次のような工程が含まれていました。

「右壁面の木製の本棚は、全体が少し動いてしまい、
 コンセントを圧迫してしまっていますから、一度全部本を外に出して、
 皆さんに手伝ってもらいながら、本棚を元の位置に戻さなければなりません。」

これはどう考えても1人でできるような作業ではなかったので、
どうしても学生さんたちの力を借りなければならなかったのですが、
みんな福島にいないためにこの作業に手をつけられずにいたわけです。
というわけで、学生さんたちが戻ってきてくれたところで、
ようやく懸案の作業に取りかかれることになり、昨日決行いたしました。
卒論生のほかにもう1人地域生活文化クラスの4年生に来てもらい、3人で作業です。

まずは木製の本棚から本を取り出し、廊下に積み上げていきます。
左壁面のスチール本棚よりは収納力が低く、
それほど本は入っていないのではないかと思っていましたが、
とんでもない、けっこうたくさん入っています。
しかも、アリストテレス全集やら和辻哲郎全集などなど、
分厚い全集ものがごっそり入っていますので、1冊1冊が重いのなんの。
予想以上に時間がかかりましたが、なんとか全部撤去することができました。



しかし、これで終わりではなく、
さらにこの危険な状態 ↓ になっているスチール製の書庫のなかの、



書類なども全部いったん廊下に出して、
この書庫そのものを撤去してしまわないとなりません。
そうしないと、木製の本棚を元の位置に戻すことができないのです。
この書庫の中にも、要るのか要らないのか後生大事に取ってある、
大学時代のノートやら昔の書類などが大量に入っていて、
書庫が崩壊しないように注意しながら全部取り出していくのは大変な作業でした。
しかし、若者のパワーに助けられながらなんとか無事にやり遂げました。



すると、廊下はもうたいへんなことになってしまいました。
自分の研究室の前に並べるだけでは収まりきれず、
お隣の部屋や向かいの部屋の壁際にも並べさせていただきました。



木製の本棚に入っていた全集類はこのあとすぐに元に戻すつもりですので、
皆さまには一時待避ということでご勘弁願います。
木製の本棚を元の位置に動かすという大仕事は完全に若者に委ね、
私は、もうちょっと右へとか、もっと壁に寄せてなど口で指示するだけの老人に徹しました。
そして、正しい位置に戻せたところで、本を再び収納していきます。
たいへんな作業でしたが、なんとか2人のおかげで終えることができました。

これで本棚の修復はほぼ終了です。
あとは歪んでしまったスチール製書庫の代替品が届くのを待って、
書類を元に戻すだけですが、これが届くのはいつのことになるかわかりません。
どういう経費で購入すればよいのかも当分は決まらないでしょう。
というわけで、私の研究室の前はあいかわらず避難中の書類が積み上げられたままです。
さすがにお向かいさんの壁際は使わずにすんでいますが、
授業が始まってもしばらくのあいだはこのままではないでしょうか。
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (さが)
2011-04-29 12:00:20
お役にたてたようでよかったですごはんごちそうさまでした
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お世話さまでした (まさおさま)
2011-04-30 03:44:14
とっても助かりました。ありがとうございました。
あと1週間のうちになんとかテーブルの上も片づけて、
研究室でゼミをやれるようにしておきたいと思います。
そういえばちょうどあの時も研究室でゼミをしていたんだったね。
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