まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.子どもにはどんな名前を付けたいですか?

2014-09-22 15:29:26 | 教育のエチカ
こんな質問も初めていただきました。

自分の名前 「まさおさま」 の由来について話したので、

それにインスパイアされてこのような質問が出てきたのでしょう。

こんなふうに聞かれていました。

「Q.先生は自分の名前が嫌いだったと話されていましたが、

   子供にはどんな名前を付けたいですか?」

それとは別にこんな質問もいただきました。

「Q.キラキラネームはどう思いますか?」

ついでですので一緒にお答えしてしまいましょう。

私は今のところまだ子どもを持ったことがないので、

子どもの名前をどうするかについて真剣に考えたことがありません。

実際に生まれたときにどんなふうに付けるか自分でも想像つかないところがありますが、

とりあえず今の段階で考えられることを考えてみましょう。

名前というのは厄介なものです。

親から子どもへ与えられる最初の贈り物であり、

その後ほぼ毎日、日常的に頻繁に使用しますし、

しかも、よっぽどのことがないかぎりそのままの形で一生背負っていかなくてはなりません。

こんなに重たい贈り物ってほかに考えられないんじゃないでしょうか?

ですので付ける場合はそれはもう慎重にならざるをえないでしょう。

名前の意味、漢字の美しさ、音の響き、苗字と名前のバランス、

(ただし結婚等により苗字は変わる可能性もあるので、どんな苗字とも合う必要もあり)

そういったことを考え出すとキリがありません。

私の場合、占いの類は信じていないので、画数とか気にせず付けると思いますが、

本人はそういうのを結構、気にするタイプということもありえます。

それでいったら、古風な名前がいいか今風の名前がいいか、

平凡な名前がいいか奇抜な名前がいいか、

それも親の好みと本人の好みが合致しないということもありうるでしょう。

キラキラネームやDQNネームを付けてしまった場合、

よりいっそう親の思いと子どもの受け止め方がズレてしまう危険性が高まる気がします。

こちらのサイトには、小中学生のうつの原因で一番多いのが名前の問題であると書かれていました。

キラキラネームやDQNネームに限ったことではありませんが、

名前というのは子どもたちが真っ先にイジメの標的にするものでもありますから、

同年代の子たちからどんなふうにう受け止められるかということも気にしてあげる必要があります。

そう考えると本当に名付けというのは困難なタスクです。

私としてはとにかく、赤ちゃんに名前を付けるのではなく、

その子の一生に名前を付けるのだということをしっかり頭に入れた上で名前を考えたいと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんはむちゃくちゃ可愛いですから、

その可愛さに引きずられて可愛いキラキラネームを付けてしまいたくなるかもしれませんが、

そうではなく、その子が学校で友だちに名前を呼ばれているところ、社会人になって初めて作る名刺、

お葬式のときに名前を読み上げられるところなど人生のすべてのステージを想定して、

その子自身がこの名前でよかったと思えるような名前を付けてあげたいと思います。

A.キラキラネームのような親の短慮や自己満足ではなく、

  本当にその子自身が気持ちよく一生使い続けられるような名前を付けてあげたいです。

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