まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.人間は死んだらコオロギになると思いますか?

2014-09-23 12:16:49 | 生老病死の倫理学
A.思いません。

今回は結論から先に言わせていただきました。

すでに4年前に 「Q.人は死んだらどこへ行くのだと思いますか?」 という質問をいただき、

このブログのなかでお答えしておいたことがあります。

基本的にはそこで書いたことの繰り返しになるのですが、

今回の質問はひじょうにピンポイントでした。

人間は死んだらコオロギになる、の一択なんですか?

他の選択肢はないんですね。

天国に行くとか、あるいはせめて他の動物になるとか…。

私はコオロギになるなんて話は聞いたことがなかったのでヤホーで調べてみたところ、

この話の出所を特定することはできませんでしたが、

たしかにコオロギになるという話は出回っているようですね。

これは 「死んだらどうなるのか?」 の仮説のなかの、

「B-c 別の人間や動物として、現世に生まれ変わってくる」 という、

輪廻転生説の一種ということになります。

でもコオロギ一択なんですか、ウーン。

死後どうなるかは誰にもわからないので、ひょっとするとコオロギという可能性もあるでしょう。

ただその場合、コオロギは自分が人間だったことを覚えているのでしょうか?

覚えていないのだとしたらこの仮説はまったくの無意味になってしまいます。

そして、たとえ覚えていたとしても、コオロギと人間は意思疎通ができませんので、

コオロギから 「実は自分は前世ではプロ野球の選手だったんだよね」

なんて打ち明け話を聞くことができません。

ですのでこの仮説が正しいということを確かめることはできないわけです。

もちろんこの仮説を反証する (否定する) こともできないわけですが、

私としてはあまりこの説に信憑性を感じることはできませんでした。

前に 「Q.天国は定員オーバーにならないんですか?」 ということについて考察しましたが、

例えば、近代以降、人類の人口は爆発的に増えているのですが、

それと同じようにコオロギの数も近代以降、爆発的に増えているというようなことがあるならば、

ちょっとは信じる気になるかもしれませんが、そういう証拠を示されないかぎり、

この説に賛同することはできなさそうです。

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