本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説040 : reProfesional#111

2008-10-30 01:31:03 | reProfesional
chapter#40 機嫌取りの関係

老心を持つ人物は死すべきだと思うが、ボクには彼らを概念的に消し去る方法をまだ思い浮かべていない。
ボクが以前熱心に述べようとしていた書物を読む理由のもうひとつが、大きい枠組みの中で言うと、同じことなのだが、こういう老心をもつどうしようもない、存在価値のない人間というと、嘘になるが、彼らに対する機嫌取りの方法を学ぶためというのも大きい。

どうやら、人間社会というのは、きわめて面倒くさい構造をしているようで、必要のない人間と良心的に判断できる人間にも生存の権利を与えているようで、両親を持つ人間は、彼らとのやりとりをスムーズに進める義務というのを追っているようである。つまり、ボクが彼らに見出した存在意義とは、このめんどくさい社会的使命としての良心を持つものへの存在意義としての自らを磨くという意味での格好の対象になるという意味でである。

死すべきものにも、少なくとも、良心を持つ良質な人間を何ゆえか、わかりはしないが、鍛えるという壮大な役割があるのである。きっと、このあまり有意義にも感じられない生のなかでも、どうせ消えてなくなるという不条理の有期限の生のなかでも、ボク等は磨かれ続けることを本質的な性質として請け負っているようである。

おそらく、ボクが思うに、どれだけ死に値する人物に対しても、優しい創造主は、生きる権利というものを平等に与えている。彼らを殺す新しい概念的方法論もおそらく今の僕にはないわけだから、彼らを通じて学べる一番大きいことでもあろう、概念的に不必要なものを自らの必要とされる手段の中に組み込むというすべを学んでいくことがおそらく、ここにボクがおそらく第一部を閉じてもいいのではないかといえる理由を発見したといえるのではないだろうか?

それぞれの人間に想像主から与えられた意味があり、ボク等は、お互いに喜びを与え合いながら生きていかないといけない。理想論の背景に隠された、個人的な曲がった理想というのがあるわけだが、創造主の意図に、登場人物、被創造物は逆らえないし、想像主の意図に近い形を模索し、生きていくことで、ボクはおそらく有意義な暮らしを営めると思っている。
めんどうなことだが、機嫌取りの関係を成就させ、老心を持つ愚か者という主観に満ちた彼らに幸福を与えてやらなければならないのである。
コメント
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