社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立するフィリップ・コトラー,ナンシー・リー東洋経済新報社このアイテムの詳細を見る |
「企業の社会的責任とは、企業が自主的に、自らの事業活動を通して、または自らの資源を提供することで、地域社会をよりよいものにするために深く関与していくことである。」
これが、いわゆるCSRの定義である。
それに対して、実際の社会的な取り組みは、以下6つに分類される。
1.コーズ・プロモーション
社会的にコーズに対する意識や関心を高めるため、もしくは社会的コーズのための資金調達、コーズへの参加、ボランティアの募集を支援するために、資金提供をさす。
ex.Dellの中古パソコンをNPO団体や地方行政機関へ寄付するという活動
2.コーズ・リレーテッド・マーケティング
製品売上の数パーセントを特定のコーズに対して寄付すること。
3.ソーシャルマーケティング
公共、公衆の健康、環境、あるいは社会福祉を改善しようとするキャンペーンの開発や実行を支援すること
ex.
・ワシントン・ミューチュアルの自社後援による小学校でのバンク・デー。親やボランティアが生徒と一緒になって、口座開設や定期預金を行なう。
・Dellの無償で、使っていたプリンターをリサイクルとして回収するサービス
・マクドナルドにおける時宣を得た予防接種の促進
4.コーポレート・フィランソロピー
チャリティやコーズに対して直接的に金銭等を寄付すること。
5.地域ボランティア
6.社会的責任に基づく事業の実践
企業は自由意志で事業活動を行っており、時には社会福祉に貢献したり、環境保護の社会的コーズを支援することに投資を行なったりしている。
・ワシントン・ミューチュアルでの高校生インターンシップによるOJT
・Dell、Appleにおける特別な環境ガイドライン、政策、目標による製品デザインを行なうプログラム
・マクドナルドにおける再利用しによる商品包装ならびに包装資材の削減
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