本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説032 : reProfesional #105

2008-10-23 00:19:27 | reProfesional
chapter#32 悲劇

ハトの悲劇。
ハトは信じるものによって動く。信じるものを正しいと信じ、えげつもなく、彼らの信じる作り上げられた神によって、動く。
ハトは、首を縦にしかふれない。
ハトはよく飼育されている。よく飼育されているがゆえに、飼い主である神にはけっして逆らわない。
ハトは、神を信じているという範囲において、決して贖罪をする責務を負わない。

タカの悲劇。
タカは自分を信じて動く。自分の信じるところと近しいものを身の回りに発見したときは幸福だが、ハトの集団に、しかもハトを率いる作り上げられた神の元で飼育されたソレに加わったときはタカにはさらなる悲劇が襲い掛かる。
自分の信じている方向とまったく事実は津波のごとく逆に動く。
タカには交渉力はある、ただ神はだませても、神に飼育されたハトまではだますことは出来ない。

ハトは逆襲する。神が飼育しきれる範囲を超えたタカの存在に。
タカは餌食になる。

ハイエナはどうすればいいんだろうか?ハイエナもタカに近いのかもしれない。でも、ハイエナはペニスを虚勢されようとしている。攻撃性は不必要となる環境。
それが、ハトの楽園。
ハトはみせかけの平和を好む。タカはある程度ハトの楽園の秩序を乱した。
ハイエナはただ、身の回りを徘徊し、様子を物色することしか出来ない。
ハイエナはタカほどは攻撃的ではない。

それゆえ、タカと身近にいすぎない限り、ハトの集団にその、屍をさらすということもない。

ハトよ。幸せなハトよ。
お前は幸福だ。君たちの神により、幸福という定義を曲げられて、その上での幸福を感じている。君たちは、幸福とは何たるかということを考える必要がもはやないんだ。君たちは、おそらしいほどの同化能力をもっている。

タカよ。幸せなタカよ。
お前は幸福だ。君は君を忌みきらうハトと、その神により、常にあらたな幸福を自分なりに再定義していく能力を持っている。君にはあまり同化能力はない。でも、君には自分の世界を構築していくという彼らにはない能力がある。

ハイエナよ。君はカメレオンのような存在だ。
君は、ハトにも、タカにもたいして好かれることも、嫌われることもない。
ハイエナなんてこの国にはたいしていない。
幸いキミにはこの島国を海を渡って抜け出していくような潜水能力もない。
キミは、この神の帝国で神の使いに徐々に蝕まれながら、去勢されながら生きていくしかないんだ。

その事実を曲げたいと思うなら、自慰行為を繰り返すだけではだめだ。射精をして、ハトを妊娠させるんだ。常にペニスを硬くし、ヴァギナに放出してやるんだな。人間の摂理というのは変わらないんだ。ハトをすべて、お前のDNAで汚してやるんだ。

まっしろなキレイな幼稚なハトどもを黒いカラスにしてやれ。カラスになった彼らは、自分たちが之まで作り上げていた神が実は自分たちとは違う色をしていたんだということに気づいて愕然とするだろう。

男根を鍛えろ。濃厚なザーメンを作り出せるように、たんぱく質を多くとれ。

・・・・・・・・・・

朝起きたボクの下着は生臭い匂いで立ち込めていた。
パンツを変えなきゃ。

いままでの話は何だったんだろう。
ボクは怪訝に思った。
ただ、ひとつだけこのおかしな夢から、感じたことがあった。
こうもりの悲劇を終焉させるには、自分でまわりのやつらを去勢してやらないと、オレが去勢されてしまう。。。

恐ろしく硬直し、膨張した股間から、どんどん精子が立ち込めてくる。

さあ、社会に出よう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする