本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説004 : reProfesional#77

2008-08-28 02:18:37 | reProfesional
chapter#3 空白の感情

感情の空白を持つ余裕なんてないはずじゃなかったけ?
空白。
そう呼んだ方がいいんだろうね。

関係の中で物語りは繰り広げられている。
あの夜の、昨日の夜の息苦しさから開放され、
目覚めてみると、どことなく胸が高ぶっていた。
ジブンはきっと変われたんだ。
生まれ変われたんだ。
そんな甘い感情と熱っぽさにさいなまれながら、ボクは目覚めた。

決して、感情の空白はいいことがあったとかそんな高尚なことから生じているんじゃない。徹底的に逃げていることから、くる空白。
そこから生じているだけ。

誰も相手にしない。誰にも相手にされない。
ただの物語放棄。
いやなことだらけ。
そこから逃げたいだけ?

今のまんまの気味じゃ永遠に空白のジンセイを物語を生きていくだけ。
強烈な願望を持たないことには、こんなに長い小説を書くという試みは失敗に終わるだけ。
君に与えられた日数はそんなにないはず。
積極的に動き、もっとジブンを傷つけ続けることを恐れずに、敵陣、似非役者と君が醜くも名づけた輩のもとに飛び込んでいかない限り、
より最悪な状況も、
よりよい状況もまったく生まれない。
そんな自明なことで空白をつくらないでくれ。

朝起きたら、朝令暮改。
そんな人生は歩まないでくれ。
もっとジブンのなにたるかをはっきりさせてくれ。

お願いだ惨めな姿を二度とボクに見せないでくれ。
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小説003 : reProfesional#76

2008-08-27 00:42:48 | reProfesional
chapter#2

人~

なんでだろう息苦しいんだ。
どんだけ一生懸命息を吸い込んでも、うまく息ができないんだ。
昔もこんなことはあった。でも、昔とは種類が明らかに違う。
自分がこの小説を自分で筆を握って書けないんじゃないかという恐怖。
だれかが、自分の腕を肩あたりから力強く、強固に握っている。

腕が動かないんだ。
でも、動かさないといけないんだ。


「僕だってきづいてるんだよ」
「まわりから見ると、最高にかっこわるいよね。」
「嫌いっていう感情。
 きっと、それって自分が嫌いな部分を他人に見たり、
 自分の中に感じたりする。
 その中で湧き出てくるんじゃないかな?」
「そうだね・・・」
「それだとすると、今の僕は、最高に自分で自分を愛せない状態にあるよ。」
「だって、今の君って輝いてないよね?」
「わかってるよ。」
「君がね、僕のことを嫌いになるんじゃないかって心配するくらい、
 僕だってね、いまの自分が嫌いなんだ。」
「かっこわるいってことはわかってる。」

今の「ボク」は、小説という空間の中できっと、明らかに別の主人公の物語を生きている、
そんな実感を厳しく感じるときがある。
それが、この息苦しさなんだろう。
ジブンは主人公?
ジブンて文字がなぜか、ムシとかそんな文字に見える。
なんでだろう。

自分の中でも息苦しさ。
爽快な苦しさではない。
涙を出そうにもでない。

ムシ。
自分が生きたいって思わない人生。
自分が書きたいって思わない、そんな物語を書きたくない・・・
きっと、直感でそう感じることが出来る。
そんな能力を人である僕たちには与えられているんじゃないかな?

直感でいやだと心底感じる。
それは、きっと、何か偉大なものによって、
「その経験は必要だけど、ころままだと、君はボロボロになっちゃうよ。」
そういってくれているんじゃないかな?

人には、幸か不幸か、感情っていう武器がある。
「泣く」という感情がプラスの感情だとすると、今の僕にはないんだ。

「泣く」という文字を取り戻そう。
人として。

今の自分におもいっきり泣け!!
他人の物語を読んで感動をするなんて、君の生きる人生じゃないんだよ。
君は、自分で物語を書く力があるんだよ。
だれかが、たとえ、君の鼻の上に彼の臭い口を多いかぶせて、君が呼吸をするたびに、ほくそえみ、息をすべて吸い取る!
そんな今かもしれない。
でもその息苦しさを忘れないで。

自分の物語を生きない。
そんな従順な人間じゃない気味は。
根無し草じゃない君は。

「ボクのいちばん嫌いな人間。
 それは、貴方です。
 醜い。あまりに醜い。
 ボクに感情がそっぽを向きかけてるとしても、
 嫌いとか、拒絶とか。
 そういう感情だけは脈々といきているんです。
 だって、生存競争の中で、
 ボクは変化して生きていかなければならない。
 今はかっこ悪いかもしれない。
 生の賛歌? 
 そんな、笑えることを書くために
 ボクは物語をかくんじゃない。
 ボクたちがやらなければならないこと。
 唯一のやらなければならないこと。
 なっとくする。自分がなっとくする。
 なっとくできる人生を送ること。
 他人に奪われたこの腕をおもいっきり引っこ抜いて、
 こっちに取り戻すこと。
 ボクたちは、ヒトである。
 たとえ、時に息苦しくなり、ムシのように感じることがあっても、
 ムシなんかじゃない。」
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小説002 : reProfesional#75

2008-08-18 00:44:50 | reProfesional
chapter1 変化

ギャップはあるんだよ。
たとえ、君が必死で変わろうとしても。
序章でも書いてあったようにね。
きっと、ライフをすごすということはね、何かに意味づけられた価値を形作ろうとしているということ。
極端な言い方をすると、君が主人公として、シアワセになろうが、フコウになろうが、まわりの人間にはさして関係のないこと。
ほとんどの人間がね、自分のライフが何ゆえあるか、どうすればいいのか、まったく、見当も付かないで時を過ごしている。
だからね、君が仮にシアワセになろうとやっきになったりね、
シアワセになれるんだという確信を抱いていたりすると、あまりいい気はしないもの。
でもね、君が登場人物兼書き手という残酷な実社会、実世界ではね、あまり、回りにどう思われようとか、気にしないほうがいいのかもしれないないな。


ただ、フシアワセにすごそうが、ながされようが、君はプロットの中に書き込まれていく運命。
みな君を何かしら必要としている。
でもね、ただシアワセになろうと欲しない人生、lifeってね、自分の登場する小説を誰か別の誰かにイケニエにするみたいなもんだろ。

もちろん、だれも認めてくれない、家族を含めた、愛する人にも、本心では、君がシアワセになろうが、フコウになろうがあまり関心を払ってもらえないって言うのは、鬱病になりそうだろ・・・
でもね、きっとそれが摂理なんだ。
どうせ、鬱病と隣り合わせの人生なんだとわかっているんだ。
それなら、シアワセというものを君なりに追求する。
そう決めて、パラノイアのように、頑丈に生きていくしかないな。

後ね、変化をしよう、シアワセになろうとこの小説を開いてくれた君へのメッセージとして戒めを送ろう。
周りが君にさほど関心を示さないとしたら、それは、いい意味で言うと、君が、自分の人生を見つめ、その時々の価値に振り回されないで、ジブンを生きようとしているから。
悪い言い方をすると、君は之まで、ジブンのフコウを見つめ、ようやく、今もう一度、ジブンのシアワセを考えられるという人生という摂理、尺度で測ると非常に低次元にいる。
つまり、君はまだまだ周りへの関心を払えるような状況にないということ。

この小説という世界の中で君が活躍するにはまだ少し早いようだね。
少し大人になろう。
要するに、君は君が忌み嫌う似非役者の側からしても、まだ似非役者としても認められていない。

ここまでで、いまというセカイを大枠で見てきたはずだ。
それでは、このセカイを生きていくうえでの運命共同体となる似非役者と君がどうこの小説の中で展開していくのか?
まだわからない。
プロットがないところに、プロットを作っていく。
本当は小説というのは忌み嫌われる世界。
人間が美しいのは、プロットもわからず、自分の小説を必死でストーリーを潰そうと努力をしてしまうところ。
およそ、8割の人間はそうだろう。
それが、まだ似非役者にすら認められていない僕や、君が、小説を書こうとするなんて、本当はおかしなこと。

でもね、小説の結末はジブンで考えて筋道をつけていかないといけないんだ。
そうすることで、きっと役者は、登場人物は形作られていくんだ。

歩みを進めよう。

僕は、小説を書こうと思う。賞をとろうと思う。セカイでいうところの文学賞を凛と前を向き、パラノイアにジブンのセカイを追求していく。
中学生の頃からその才能を認めて、あこがれてきた龍之介のように。
賞をとる。既存の枠組みで図られることを認めているようじゃ、クリエイティブな人間には到底なれない。
でもね、既存の似非役者にまずは、役者として認められよう。

君のスタート地点は、つまり、僕のスタート地点は、
この小説のスタート地点はここだ。
常識、そういわれるものを再確認し、身につける。
常識、そういわれるものは、実のところほとんどの人は知らないんじゃないかと思う。



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小説001 : reProfesional#74

2008-08-07 01:10:28 | reProfesional
title: something lost in my life

序章:小説、セカイ

小説だからといって主人公がいなくても、登場人物がいなくてもいいじゃないか。
主人公は必ずいるんだから。
登場していなくても、現としてここにいる。
受け入れられていなくても、たとえ侮辱されていても、嫌われていても、
ここにいいる。
小説って、結局、偽造された人物たちの織り成す偽装空間。
たとえ主人公が登場していると気づかれていないような状況、
もしくは、周りの似非役者が主人公と認めていなくても、主人公なんだ。

でも、似非役者としても、その偽装空間の中では、うそ偽りのないリアルな存在なんだ。
主人公イコール自分。
そうすると悲惨な空間に思える?

そうだね。
きっと、悲惨な空間だね。
主人公を主人公として認めてくれていない舞台だからね。
でもね、主人公はそこにいるんだよ。
そうだよね?

ということは。
君も、取り残された主人公。
小説だからといって、意味を課せられた舞台が繰り広げられる?
そんなことないよね。
虫唾の走る悲惨さ。
屈託のない笑顔。

張子の舞台の中で、
舞い踊る役者たち。
意味づけをしようとする役者たち。
でもね。
そもそも、主人公の存在を意味づけようとするのは、周囲の虫唾の走る戯けたち。
戯けたちは戯け達の中で意味を勝手につけようとする。

でもね、
主人公は主人公だから。
主人公が登場人物と認めない登場人物は却下されるから。
小説っていうのが、ライフだとしたら、
小説の書き手は、主人公だからね。
心配要らない?
要るよ。

書き手がね。
書こうとしていかないと、小説は汚い手で開かれて、油性マーカーで色をぐちゃぐちゃにされちゃうんだよ。
いいね。
でもね、主人公は主人公。
主人公が小説を書こうとするわけじゃないんだよ。
主人公をあらわそうとする意志。
見えない書き手が主人公をかもし出す。

決して、書くこと書く意志をすてなさんな。
自分の小説は、自分の主人公は自分で作り出すんだ。
自分が登場人物を変えようと働きかえれば、きっと登場人物は人生の登場人物になる。
無駄な存在、無駄な作業じゃないんだよ。

彼らを小説に登場させてあげればいい。
主人公は主人公なんだから。
書く気をすてなさんな。
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