団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

ある学生が「先生を他山の石として頑張ります」と言ってしくじった

2024-05-27 00:50:18 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「引用の方法」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。

 「他山の石」の意味は無論ご存知ですよね。

 ”粗末な石"だ。

 「他山の石とする」という成語の本意は、粗末な石でも玉を磨くのに役立つということ。

 だから、目上とか師に例えとして引用するのは失礼になる。

 ある学生が「先生を他山の石として頑張ります」と言ってしくじった例も実際にあったそうだ。

 成語やことわざは正確に引用しなければならない。

 話はがらっと変わるが、ロシアという国に対しておじさんは悪感情はなく、大学時代に第2外国語にロシア語を選んだほど、親しみを感じていた。

 ただその政治体制にはずっと疑問を抱き、ソ連の独裁政治には憎悪すら覚えていた。

 ソ連が崩壊し民主主義の国として再出発したはずが、プーチン氏が大統領になると、ほぼ独裁と言える政治が始まった。

 そして、彼を批判したり抵抗したりするジャーナリストや活動家は次々と弾圧され命を奪われていったのだ。

 ソ連時代と同じ”恐怖”が支配の基本となった。

 ほんと、怖いよ。

 ワシらの日本がそうならないよう、プーチンを他山の石として、民主主義という玉を磨くべし。

 ーこの引用は正解だが、当人の面前では怖くて、とても言えないよね。

 以上です。

 私も今日まで「他山の石」の意味を間違えていました。

 この学生の使ったような意味だと思っていました。

 使わなくて良かった。



Bobby Vinton "Mr. Lonely"
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする