団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

親の死に目には、なかなか会えません。

2024-05-17 01:44:47 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「最終ランナー」というタイトルで、81歳の女性が投稿されていました。

 岐阜市では、今年も「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」が開催されました。

 私は、いつもゴールまであと3キロの地点で、ランナーの皆さんを応援しています。

 必死に最後の力を振り絞ってゴールに向かって走っている姿に感動します。

 そして、元気をもらいます。

 自撮りをしながら走っている人、沿道の人と記念写真を撮っている人、仮装をしている人など、走りを楽しんでいる人たちを見ると、ホッコリとします。

 例年なら、40分ほどの応援で帰るのですが、今年はどうしても最終ランナーを応援したくて、その場所に立ち続けました。

 午前11時35分、最終ランナーが来ました!「ありがとう、よく頑張ったね、ありがとう」と、精いっぱいの声と、力いっぱいの拍手を送りました。

 昨年の夏、長くて辛い闘病生活の末、主人は旅立ちました。

 その日、今夜が危ないと分かっていたのに、私はウトウトと眠ってしまったのです。

 最後の最後に手を握ってやることも、声を掛けることもできなかったのです。「ありがとう、よく頑張ったね、ありがとう」は、主人に掛けたかった言葉です。

 来年も、いつもの時間に、いつもの場所で応援します。

 もちろん最終ランナーを迎えます。

 以上です。

>その日、今夜が危ないと分かっていたのに、私はウトウトと眠ってしまったのです。
 最後の最後に手を握ってやることも、声を掛けることもできなかったのです。「ありがとう、よく頑張ったね、ありがとう」は、主人に掛けたかった言葉です。

 投稿者さんの後悔されているお気持ちはよく分かります。
 長年の疲れがたまたま出てしまったのでは。

 親の死に目には、なかなか会えません。

 私は両親の死に目にも会えませんでしたし、かみさんの父親の死に目にも会えませんでした。

 かみさんの父親の時、かみさんと二人で病院へお見舞いに行きました。

 来週退院されるという事で、安心しました。

 ところがお見舞いした1週間後に、亡くなってしまったのです。

 看護婦さんも誰もいない間に。

 それを聞いた時は、信じられませんでした。

 親の死に目には、なかなか会えないものだと実感しました。

 投稿者さんも悔しいでしょうが、どうしようもなかったと思います。
 
>「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」の最終ランナーを、毎年応援してあげて下さい。



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コメント (8)
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