中日新聞の読者投稿欄に「宿題に読書感想文 反対」というタイトルで、14歳の女子生徒さんが投稿されていました。
夏休みの宿題の定番となっている読書感想文はやめるべきだと私は考える。
強制的に本を読まなければならない上、さほど感動していないのに感じたことを書くのは正直きつい。
無理やり感がいっぱい。
これだと、わずかなやる気がそがれてしまう。
読書感想文が理由で、この先本を読むことが苦手となり、思ったことを書くことも嫌になってしまったら元も子もない。
読書感想文には、課されることによって普段手に取らないような本と出合える側面が確かにある。
そこに強制がなるべく入らないように配慮することが欠かせない。
本をもっと好きになってほしいとの願いが込められて課されているのに、逆に本嫌いの子どもが増えるようなことは絶対避けるべきだ。
本は自主的に開くのが理想。
子ども達をいかにいざなっていくか。
大人はもっと知恵を絞るべきだ。
以上です。
私が中学生の時、夏休みの宿題に読書感想文はなかったように思います。
夏休みの宿題はありましたが宿題をやる気が起こらず、隣の家のいとこから世界文学全集を借りて寝転んで読んでいました。
今の時代と違ってゲームもなく、退屈なので本を読んでいました。
感動した本もありますし、面白くなく途中でやめてしまった本もあります。
うちの長男孫が中学3年の時、夏休みにわが家へやって来て「おじいちゃん、夏休みの読書感想文に書く何か適当な本がない!」と、言いましたので、私の本箱から映画になった「シンドラーのリスト」の本を渡し「この本の感想文を書いたら」と言いました。
孫に「この辺りの話を中心に書いたらいいよ」と、アドバイスもしました。
なんとか2時間ぐらいで出来上がりました。
翌年の夏、高校生になった孫がやって来て「去年の夏に書いた感想文、パソコンに残っている?」と訊きましたので、調べると残っていました。
孫は「それを打ち出して!これを夏休みの読書感想文にするから」と、言いました。
去年の感想文を今年も使うなんて、要領のいい奴だと思いました。笑い
竹内まりや & 坂本九