家庭に子どもがいるのは当然という価値観

中日新聞の投稿欄に「家族のあり方　いろいろ」というタイトルで４３歳の女性社会福祉士さんが投稿文を書かれていました。



　仕事で関わっているお年寄りの介護保険の書類を市役所の窓口に出したときのことです。

　職員は書類に不備があるかを見る前に、何気ない口調で「この方、お子さんはいないのですか？」
と聞いてきました。
真っ先に子供の有無を聞かれたことに、私は戸惑いました。
「支援が必要だから介護認定を受けているのに・・・・」

　結婚するかしないか、子どもを持つかどうかは個人の自由のはずです。
もちろん望んでもかなわない場合もあります。
仮に子どもがいたとしても絶縁状態や行方不明、親より先に亡くなっているケースだってあるでしょう。

　それなのに、家庭に子どもがいるのは当然という価値観は偏った考えではないでしょうか。
一人一人の生き方や各家庭のあり方がもっと尊重されるべきだと私は思います。

　小学生の私の子どもが大人になる頃、日本でもさまざまな家庭のあり方が当たり前となっている
社会であることを願うばかりです。


　以上です。



　この社会福祉士の女性、怒られていますね。
お気持ちよく分かります。
「支援が必要だから介護認定を受けているのに・・・・」。
それをまずは「この方、お子さんはいないのですか？」という市役所の職員の対応に
怒りが込み上げられたでしょうね。

　市役所の職員は国の方針で自宅介護を奨励していますので、つい口癖になっているのでしょう。（苦笑）
この女性が言われるようにお子様が介護できるなら介護支援の申請など出しはしないというお気持ちなんでしょうね。

　今は昔と違い、子供と一緒に住む老人は少ないです。
うちも子供たちとは住んでいません。
市役所の職員も家庭のあり方が変わってきているのはわかっていると思います。
固定観念で応対するのはやめた方が良いと思います。





【ap bank fes】奇跡の地球