Slow Life

趣味とともに!

「負のロマン」

2010年02月12日 | 
私の好きな作家、藤沢周平さんを書いた本を読みました。
自らの作品を「負のロマン」と評した藤沢さんの作品は好きでよく読んでいます。
この本は先日祖父江町の図書館で見つけ借りてまいりました。藤沢さんの庄内に対するこだわりや愛着に心動かされた地元山形新聞社の方が書かれたものです。藤沢さんの作品の舞台は概ね庄内藩がモデルになっていると言われる架空の藩「海坂藩」です。モデルは下級武士で鶴岡の城下や郊外の情景が描かれています。しかしこの「海坂」という名前は静岡にある馬酔木系の俳誌の名前だそうで、若い頃に投句されていたそうです。教職にあった藤沢さんが本を書くようになったのは妻の死がきっかけで、28歳の若さで癌を患った妻の命を救えなかった無念の思いを吐き出したかったからだそうです。藤沢周平さんは戦争嫌い、熱狂嫌い、流行嫌いであったとか、平成9年に69歳で亡くなられましたがもっと長生きしてたくさん書いてほしかったです。

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