2012年も今日でおしまい
たくさんの行事に追いかけられて一年が過ぎたような気がします
全てが100%ではなかったかもしれませんが まあ「無事」であったと思います
今年の収穫を一つご紹介します、先月、山県市の伊自良湖からの帰りに「しゃくなげの里」というこの辺りの産物を販売するお店に立ち寄りました、ここには山県市の教育委員会が管理する「山県市文化の里」があり、その中に「古田紹欽記念館」があります、お庭から建物の中に入りますとたくさんの写真や絵が展示されていました、古田紹欽さんは明治44年山県市大森生まれで東京帝国大学院卒業の仏教哲学者です、70歳を過ぎた頃から「美しく生きる」という事に向き合い人生を見つめ直すようになったそうです、89歳で生涯を終えるまで100冊以上の著書、パステル画や陶板などおおくの作品を残されています、記念館では紹欽の著書のほか1万冊を超す貴重な研究書を貸し出しています、私が心打たれたのは数々の「心に残る言葉」でした。
そのなかのひとつ
紹欽さんのつぶやき
人間の社会生活はひと口に言えばお互いに「すみません」といった気持ちを常に持ちあわすことが大事だと思う。人ごみのなかで、故意にぶつかったのではない限り双方に責任があると考えてよかろう。相手をお互いにせめるのではなく、双方で「すみません」と言いあえたら、お互い笑って別れることができるのではなかろうか。
「すみません」は決して卑屈な謝罪ではない。
来年は紹欽さんの著書をもっとたくさん読みたく、
年が明けましたらまたぜひ訪ねたいと思っています