おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

不思議な力 キリストの活人術・・・冠光寺眞法

2013-05-16 | 冠光寺眞法
保江先生の「唯心論武士道の誕生」海鳴社\2800の
第3章野山道場異聞から面白い記事を見つけました。

写真の柔道場の鏡の所に戸が閉まります。
その戸の真ん中に木製の30cm位の「十字架」が掲げられます。
稽古が終わると、皆さん「愛」に満たらされます。
写真の左から3番目が保江先生です。
不思議ですね。

 

「予期せぬ応えに驚きの表情を隠せなかったようだったが、
その場で少し考えた上で
「入門しなければ相手してもらえないのですね。
わかりました、是非入門させて下さい」
といい残し、きちんと礼をしてから道場を去っていった。



 結局、翌週から毎週土曜の午後に広島から車を飛ばして
熱心に通うことになり、
野山道場きっての実力者の一人にまでなって下さった。
ひたすら寡黙を守って汗を流す姿に、
女子大生はじめ多くの門人達が感心し、
ご本人も徐々に力を使わないやり方を身につけていく。
と同時に、活人術の効果も現れ始めたようだ。

半年ほど稽古を続けて下さった頃に
無事愛魂の人口に辿り着いたと見えたため
冠光寺流柔術の黒帯を絞めていただくことにしたのだが、



それ以降恒藤さんの仕事周囲には
不思議な動きが生まれるようになったそうだ。

 むろん、僕自身が恒藤さんから
その話を聞くのはずっと後になってからのことだが、
遠くから稽古に参加して下さった方の
歓迎会を稽古後に開いた席上初めて耳にすることができた物語は、
僕の目から見た野山道場で
毎週汗を流す恒藤さんの真摯な後ろ姿とダブつて、
大いにうなずける内容だった。



いわく、
恒藤さんの会社は受注率で県内上位を狙えるほどでは決してなく、
ほとんどの仕事は県内トップの会社が
落札した下請けや孫請けとして回ってくるのが常たった。

 ある日のこと、下請けした工事の不具合を大手の落札業者に
代わって謝るため役所に出向いたそうだ。

当然ながら、担当の役人は延々と怒り続け、
恒藤さんはひたすら平身低頭で頭を下げていた。
それでも相手の僻憤は晴れないようだったため、
頭を垂れていた恒藤さんはふと
道場での稽古を思い出し、その役人に愛魂(あいき)をかけてしまったという。



即ち、小言をいい続けている役人の魂を愛とともに
自分の魂で包んでしまうのだが、
最初は一方的に怒られる時間を少しでも
有意義に使おうと考えその場で
密かに愛魂の稽古を始めたのだ。

 ところが、相手の魂を自分の魂で包んでいくうちに、
それまで怒っていたはずの固い雰囲気が
段々と解れていき、
最後にはその役人から元気づけの言葉までもが出てくるようになった。



それだけでは、ない。
今度かなりの規模の公共事業がらみの入札があるから、
長年にわたって培ってきた会社の実力を試すという意味で、
是非応募してみろとまで勧めてくれたのだ。

予算規模からして、やはり県内トップ企業が
受注することは明白だったらしいが、
強く勧めてくれた役人の顔を立てて形だけ
入札に参加することにした恒藤さんは、
採算の合うきちんとした試算で出した数字で入札したらしい。



もとより、受注できるなどとは
微塵も想定していなかったのだから、
できるだけ安い金額を提示するなどという考えはなかったのだ。

 だが、その入札で県内トップ企業を押さえて
仕事を受けることができたのは、
どういうわけか恒藤さんの会社だった。

業界に激震が走り、
いったい何か起こったのかさっぱりわからなかったのは
他社の関係者だけではなく、
自社の社員ですら落札の経緯が飲み込めず
社長である恒藤さんに聞きにくる始末。

 「社長、いったいどんな切り札を使って、
九回裏二死満塁逆転アーチを放ったのですか?」
 笑い顔のまま無言に終始する恒藤さんだが、
彼の中では答は明らかだった。

全ては、キリストの活人術のなせる業にすぎないのだか」と



実は、僕は稽古を初めたばかりですが
似たようなことが起き始めました。

恒藤さんが行った
愛魂(あいき)をかける雰囲気を肌で分かります。
修験道で箱根勤行の途中で気を差し上げたりしていると
無意識のうちにその方包み込んでいます。

仕事で打ち合わせているときにも
いつの間にか包み込んでいます。
するとスム-ズに流れて行くことが増えてきました。
そして、新しい仕事が展開して行きます。

12日の稽古のときに
正座で腕を押さえてその腕を
離す稽古でした。
パ-トナ-は、女性でした。

僕は、先日の吉野での役行者さんのお顔を
拝顔したときの至福感を再現してみました。

もちろん成功でした。


ピアノを弾いている方です。?

女性の方が、
「ほあと暖かい雰囲気に包まれた感じがしました」と。
他の稽古でもやって見ましたがどれも成功。

保江先生を知るまでは、
仕事に追われ、嫌な事があっても仕事として我慢の連続。
でも思いきり愛の世界にジャンプしました。
最初は、怖々でしたが。

その結果、保江先生の「愛」を知ることが出来ました。
もし、今までだったら、これほどまでに保江先生にのめり込まなかったと思います。

そして、神様は見ていて下さること肌で分かるようになりました。

ついにキリストの活人術に嵌ってしまいました。
僕の50年前が今と結びついたようです。

高校性から大学生にかけて人生を悩み
カトリックの教会に通いました。

大学2年の時には、
単身、日本のチベットと言われた岩手県に
小学校に無理矢理押し掛けました。
でもそのときに受けた「愛」は僕の一生の羅針盤になりました。

先日の稽古で先生は、
「道を歩いていて向こうから来る人に
愛魂(あいき)をかけなさい。
何も起こらないようだけど
その人は、愛を受けて楽しい日々が送れるのでは」と

そして今、修験道とも結びついているのです。
不思議ですね。
楽しい仲間が増えて来ました。
愛に満たされた仲間といると楽しいですね。

 

ありがとうございました。


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