昨年の11月から久しぶりに保江家元の稽古に出ました。
人数が多いのか、黒帯の門人は前半と後半に分かれて出席するようでした。
今回は、保江家元の講演会があるので少し時間が短かったので
いつものストレッチは有りませんでした。
本当は、ストレッチは筋肉を固めてしまい怪我のもとになることを知りました。
最初に、背中合わせでお互いの愛を確かめてから稽古に入ります。
1.座った人を両肩を持って倒す動作。
家元の説明では、愛または神を頭の上から身体に降ろす。
腰のところにバルブがあるようなイメ-ジでバルブを一杯に開ける感じ。
肛門を緩める感じを持つ。
その結果は、簡単に相手が倒れる。
でもその感じが難しい。
僕はここで甲野陽紀さんから教わった方法を試して見ました。
両肩と頭を軽く相手に添えると相手は意識が分散されて
抵抗なく倒れる。
試しに両手の指先だけに集中すると倒れにくくなる。
2.相手の方が上向きに寝て両手を胸の前に交差する。
愛を持って片手を持ち上げると簡単に上がる。
これも甲野流には、①しめる ②にぎるの違いで行った。
普通に少し強く手を握ると、相手も反作用で腕を上がらせまいとする。
これをしめる・・・グ-を行う。そうすると簡単に上がる。
人の身体は、頭ではなく手で押さえたときに筋肉が反応する。
作用と反作用のようなもの。
3.片足を立てて足首を引っ張る。
このときも2.と同様に、しめるとにぎるで反応に違いがある。
4.介護で首の下に手を入れて起こす。
愛を垂れ流すと起きる。
これを甲野流で行うと、手の甲を首の下に入れる。
手の平が床側に入れる。
手の平を上にすると手の筋肉で動作するようになるが、
手の甲で行うと手全体で行うことになる。
相手の集中を分散させる。相手と手を合わせるとか、
そっと腕を触れると簡単に起きる。
5.立ちワザで両手を持たれたときに上に上げる方法。
愛を垂れ流すと簡単に上がる。
これは、作用と反作用を利用する。
上から二つの手で押さえたときにそのまま上に持ち上げよとすれば
力と力のぶつかり合いになり両手の方が力が強いので上がらない。
このとき、上ではなく下に一瞬降ろしてから上げる。
横に動かしても同様になる。
相手の筋肉が一瞬とまどう隙に手を上げると簡単に上がる。
もっと簡単な方法は、足で相手の足を蹴れば簡単に上がる。
3ヶ月ぶりの稽古でびっくりしたことは、
合氣道の胴着ではなく繋ぎの作業着とのこと。
使えるうちは胴着で良い。道場とは言わずに教室と言う。
翌日、ふとにんげんクラブの2013年10月で保江家元の
「宇宙への帰還に向けて」が目に入りました。
シリウスの宇宙船とイメ-ジがダブりました。
UFOの操縦は、愛で行うことも家元の本で読みました。
まさに道場は、宇宙船で家元はコマンダ-としての
働きが生まれて来ているのではないかと
思わざるを得ませんでした。
昔、家元に僕はブラックホ-ルと言われた記憶があります。
どうも僕は、シリウスには帰れないようです。
七沢賢治先生に会うために準備を始めました。
大倉山記念館の精神文化研究所の図書館にその関連の
本が沢山ありました。
早速、葉室昭さんの本を読み始めました。
有隣堂で2冊買い求め夢中になって読んでいます。
葉室さんは、お公家さんで阪大の医学部を卒業、形成外科の先生で
60才過ぎて神道を学び春日大社の宮司さんになりました。
鍼の話は面白い!
僕は、吉野でいやっと言うほど場も人も浄めることを教わりました。
葉室先生も毎朝、祝詞をあげ神に感謝して手術を行っていたそうです。
今度、道場には塗香と丁子を持参して、身を浄めてからに入ろうと思いました。
そう、形だけを真似するのではなく・・・・・・
もし出来たら、道場の4隅で塩を置いて般若心経を唱えて見ようかと・・・・
天外さんから教わったことです。
YouTube で見たのですが、植芝盛平の高弟 斎藤守弘さんは、
稽古の始まるまえに全員で2礼2拍手1礼を神棚(植芝先生?)に向かって行っていました。
向き直って門人に「お願いします」と挨拶して始まります。
僕は、いつの間にかワザを教わる教室になっていましたが、
畑田先生から指導を受けるようになり、そのことの大事さを知りました。
今度、紹介しますが葉室さんの本にも書かれています。
その気持ちを忘れたら神さまは降りて来ないのではないでしょうか。
ありがとうございました。
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