4月30日 平成25年度大峯山戸開式で
櫻本坊参籠所の準備のために登拝しました。
昨年は、朝1番の新幹線で京都に、
近鉄 京都発8時45分で下市口に着いたら季節運行のバスがなかった。
今年は、1台前の9時20分のバスに間に合うようにと前日に京都泊。
洞川温泉についたら土砂降り。
タクシ-で清浄大橋までと思ったら
洞川の1台しかないタクシ-が廃業。
送迎費用が2000円に。
観光案内所のお姉さんもちょっとびっくり。
清浄大橋の食堂もお休み
雨は降りしきる。
今回は、ときどき草花の葉の色が
鮮やかに見えるときが時々出てくる。
今、左膝が上りの階段で少し痛みが起きる。
でもその痛みにも慣れて。
葉が鮮やかに見えるときは、膝の痛みを忘れる。
保江先生の「脳と刀」を読みながらの旅。
面白いように僕のなかで重なってくる。
一本松茶屋で雨も小ぶりに。
傘を金剛杖に縛り付けて。
お助け水
やっと洞川辻茶屋。
誰もいない静かさを堪能。
「脳と刀」p90に
「むろん、それをコ-チなど外から働きかけるのではなく、
スポ-ツ選手自身に言い聞かせる形で自己強制する手法も併用されている。
いわば、自分の脳幹網様体賦活系のスイッチを自分自身の行動や意識によって
入れたり切ったりすることで、通常の覚醒状態との間を自在に往き来できるように
選手自身が努力するやり方だ。」と
僕は、膝の痛みと葉っぱが色鮮やかに見えるときと
そうで無いときの痛みが相関していることを感じた。
葉っぱが色鮮やかだと膝の痛みが感じられない。
またp118に
「ところが、たとえば二足ではあっても歩行ではなく走行の場合には異なって来る。
同時に何かを考えたり他の人と議論したりすることが
重大な妨げとなることは、誰でも経験したことがあるだろう。
あるいは、ゆっくりとした歩行ではあっても、
足下が悪く大脳皮質運動野の働きによる錐体路系の制御を
必要とする場合には、
走行運動と同じくとても同時に思考したり会話したりすることは出来なくなる。」と
僕は、そのとき不動明王の真言を唱え続ける。
錐体路系の制御を行わないで歩くにはを自問自答。
早足で足下の状況の判断が間に合わないと木の根につまずく。
制御を行わない歩き方を試して見る。
保江先生の「脳と刀」は面白くてしょうがない。
書かれていることがいろいろと重なってくる。
吉野に下りたときの話は後日に。
お亀石です。
新客さんは、岩場に杖をついてはいけません。
疲れているのでバランスを取るために杖を突きたくなります。
これも修行。
等覚門です。ここから大峯山寺の領域です。
この上に、もうひとつ妙覚門があります。
以前、霊が見える人から妙覚門から上には
霊が現れないとか。
大峯山には4つの門があります。
1番目は、吉野の町に銅の鳥居の心門。
2番目は、金峯神社の修行門。
西の覗き
途中、滑りやすい岩場があり、やっと櫻本坊の参籠所。
今日の夕食は、海老とハモの天麩羅と行者にんにくに煮物。
精力が付き過ぎて若い人には気の毒かなあ?
行者ニンニクは、参籠所の付近に自生しています。
4月30日が暮れました。
続きます。
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