湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

『The Blue Rose』三日目。

2012-10-08 | 畑中さんのこと。
さて、三日目。
色々記憶も混乱してきた。
もう覚書程度。

樹里ちゃんの弓を引く時のきりきりした表情が強くていいなと思ったり。
貴ちゃんが大内さんと向かいあって話す時、雑踏の映像のあたりかな
一瞬、一筋の光が走るような気がしたり。

二人が出会って、かすみがどうやったら晴れるだろう、から入るダンス
まず二人が踊り、残りの4人が出てくる。
かかとから足をついて肩というか上半身上下して入ってくるのはこっちの曲だった。
センターまで歩いてきて、上、下交互に内側に入っていくとも好きだなー。
雷の雲の中を抜けていくような映像の時、役者さんの服にもその映像が映るのがキレイで
ここは神々の会議、と思ってみている。
過去の血を流しすぎた戦の時の怒りと悲しみ。言葉を持たず、身体で会話しあう
全員で踊った振りを一人づつ見せてるのこの曲だっけ。

馬跳び見てると結構高い馬を軽々飛ぶなーと思ったり。
命の連鎖、生まれ変わり続ける彼らというとこかしら。

樹里ちゃんと大内さんの恋人の踊り。
はにかむような少女の顔から、女の顔に。
それをずっと見つめる大内さんの顔がやさしくて、こういうの見せられちゃうと
大内さんには参るな。ときめくときめく。
ここの映像、水のせせらぎのきらめき、羽が舞い散る。だったかな。
貴ちゃんがずーっと昔も会ってるというのが、ここのシーンみてそうかなと。
ここで生まれるはずだった子供かなと思ったり。

岡内さん演じる俊哲と畑中さん演じる浜成が攻め入るところの踊り。
好きなとこいっぱいあるんですが、
たくらみ系のずるさがひそんだにこやかすぎる畑中さんの笑顔が好きで。
後ろに控えてる者達に命令を下すところで、岡内さんは手を上に煽るようにして、
畑中さんは下げる。あそこが好きです。
二人の交わしあう視線。
殺した二人の前で、現世の二人が交わす言葉。この二人の業なのかな。
目をつむりあいながらっていいにくそう、と思いつつ見てる。

そして、左東さん演じる石榴と貴ちゃん演じる佳奈が逃げる時
左東さんが必ず彼女の手を取って逃げるのが好きです。
貴ちゃんが夫を守るように前に立つ時も、後ろに庇われて不安そうに見上げてる時も。
この二人の夫婦が、よいです。

大内さん、岡内さん、樹里ちゃんの三人で踊るとこ。
意味付けがうまく見つからなくて、最初6人で踊るので、
やっぱり神々の会議で二人(樹里と大内)は会えなくなるのだけれど
それ以上に俊哲(岡内)が許すまいぞ葛(大内)、逃げることも。追うことも。
そして、二人を出会わせてなるものか。
と、真ん中に居続けてる感じかな。と思ってみたり。

それで、現世で手に入れてみたけれど、興味をなくして
ヤナギに行った。と。そんな風にも見たりして。

言葉よりも遠いところ~の振りが好きで。小峰さんの歌は生命のゆりかごのよう。
水の流れの映像から、床に星、上と背景は水の泡といろいろすごい。
ようやく浄化して生まれ変わった1000年目の二人にたどりついた

まるまる一本の芝居を観たような、時の流れ、人の気持ち。

ここまで芝居だけでやったら2時間越えるだろうか、
途中の二つの部族というか、朝廷側(赤)と、虐げられる側(青)の状態
樹里ちゃんと大内さんが出会うまでを踊りだけで表現出来ちゃったりするから
短くなるのかな。1時間ちょいなんだよね。

畑中さんの言葉に気を付けろって、最初からそうだったっけ?
言葉を慎め? だったか、なんか違ったような気がしないでもない。

そして、昨日の夜の回は奇跡的に畑中さんが負けました。
もう本当に強くて、強くて。負けないなぁと思ってたんですが。
左東君が勝ちました!! 拍手喝采でした。ビデオ撮りの日に。奇跡!
岡内さんが「なんか嬉しい」って言ったあと
畑中さんが「岡内さん」って言ったような気がするんだけど
ちょっと笑いで聞き取れず。

彼の話す面白かった話は、賢治島探検記の時のパンツ事件。
話ながら息上がってるけど。って言うのが可笑しかったり冷静だったり。
注文の多い料理店(注文の厳しい料理店)でどんどん服をぬいで最後パンツ1枚になる
本当は用意されてた衣装のだぼっとしたパンツを履いているはずだったけれど
ある時、脱ごうとしたら、あれ、ここ(おへその辺り)にBVDって書いてある。
と思いつつ脱いだら自前のパンツだった。お客さんは気付いてないけど
舞台上は騒然ですよ。それでも芝居を続けていたのだけれど、
その時の台詞に「どうにも様子がおかしいぜ」というのがあって
それで相手役の筒井君がこらえ切れず爆笑した。という話でした。
普通に面白くて、みんな笑ってて、特に岡内さん大笑いしてた。
左東さんが次は何にしますって言ったあとの畑中さんの
「おなか減った」(腹だったかも)が格別にかわいく聞こえた回でもありました。

昼の回は大内さんが卑怯だった。ゲームで負けたのは大内さんだったけど
面白かった話がやっぱり左東さんの罰ゲームになってた。
(大内さんの過去の恋愛話として話してたのにどうやらそれは左東さんの話だったらしい)

昨日から最後の挨拶の流れがちょっと変わってて、
最初に大内さん、畑中さんがパンフレットの説明。左東さんの頁強調。
タイトルだけ読み上げて(左東さんはスルメイカとか)気になりますよね?
是非見ていってくださいと。
退場時にもパンフレット見せて(よろしくおねがいします)←声出さず
って言いながら去るのがかわいいです。

挨拶は昼が樹里ちゃんで、夜が左東さんだった、かな。

さてさて。今日がラストです。
公演の終わりはいつだって淋しい気持ちになるなぁ。