湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

『The Blue Rose』二日目。

2012-10-07 | 畑中さんのこと。
シオンは疲れていた、生きることに・・・。
 そんな彼は、見知らぬ少女に出逢う。少女は、アヤメと名乗った。
 アヤメはシオンのことを知っているようだった。アヤメの言葉に翻弄されるシオン。
 ふと気付くと、シオンは花屋の前に佇んでいた。
 いつの間にかアヤメは消えていて、キキョウと言う女性がいた。
 道に迷って、呆然としているシオンに、キキョウは言う。
 あなたの行きたい場所に、辿り着きましたよ、と・・・

というのが、公式にある物語導入部。

さて。
早速、意見を翻していきましょうか。

前日見たより、なんていうか、思ったより想像する余地があったので
3回とも見たんですが、3回とも楽しかった。

どんどんネタバレも挟みますが、説明出来ないこともいっぱいあります。
説明してないわかりにくいところも、いっぱいあります。

写真は日暮里駅ナカで買った猫の手も食べたいというお菓子。かわいいしおいしかった。

オープニング。
大内さんの前説で始まります。まずトイレの勧告。
行きたい人今ここでって、行ける人いたらすごいよな。
通常通りの注意を終えて、暗転、中央に蹲り音楽スタート。
(3回目の時だったかタイトルいい間違えていたような)

オープニングのダンスは左東さん必見です。
なんであんなに笑えちゃうんだろう。←ダンスでないですよ。
地球をバックに人の成長(生まれて老いるまで)のところ、
狩りをしたり、耕したりの生活。
パソコンのキーボードを打つ時の畑中さんエンターキー押すの多いな。
そして戦争。

たぶん、ここの踊りが私の中では La Compagnie Anの作品を彷彿させてしまって
この後のストーリーも思ってたんと違う。と思ったと思う。
私の中では「踊りと音楽」で見る芝居というのは
最初に見た、Anの持つ生理に訴える何か、を探してしまう芝居なのだな。

アヤメである貴ちゃんとのキャッチボール。
貴ちゃんて後半の台詞で、大内さん演じる現世のシオンの
いずれ生まれてくる娘であることが判明してるわけなんですが
以前も出会ってると言う台詞で
過去の柊(樹里)との間で生まれる予定だった子でもあるのだな。と。
わかってほしかったなと言う時の顔がかわいそうでかわいい。
閉じていた記憶に穴が開くような、照明が好き。

大勢の人混みの中で出会う奇跡を表すような、雑踏の映像前で踊る。ここも六人。
ここでコミカルに入ってくる動きがスキで。踵から足をつく、肩の上下感がスキ。
二人づづペアになる時に畑中さんと貴ちゃんのペアがあるので
畑中さんの付き合ってる彼女は劇中登場しないけど、貴ちゃんかなと思ってみてる。
あと、照明。ここの床に落ちる白い水玉の照明が好き。
そしてここの畑中さんの笑顔が良いんですよ。
見ているこちらも釣られて笑顔になるような、伝播する笑顔です。

樹里ちゃん演じる現世の彼女と大内さんの再会シーンなのかな。
ここ二人より、後ろのスクリーンに映ってる揺らぎを見てる。
ゆっくりリズムとって鼓動している何かのような
時の流れ、水の流れ、生まれてくる子供の鼓動。

あっちむいてホイ、今回はいらないんじゃないかーと思いつつも楽しんでます。
あれは、ラン(岡内)に手当てしてもらったことに対する嫉妬なの?

それにしても、畑中さん強い。強すぎるよ。
昨日の3回目は大内さんが一回も負けなくてすごかった。
敗者を決めるラストの時、左東さんわざわざ大内さんに背中叩いて気合い入れてもらったのに
一発で負けたね。
日替わりなのは、このコーナーで負けた人が「何か、面白い話」を話すること。
昨日は3回とも左東さんでしたね。左東さん演じるセージの友達の左東さんの話として
お腹がゆるい話と、富士山のぼったときに高所恐怖症で大変だった話、あとなんだっけ。
左東さん頑張ってーと思いつつ毎回見てます。

あとは飛び飛びで、気になったところ。
過去の話の樹里ちゃんの柊。母に対する物言いで、
でも、だか、だって、だか言うところがなんか気になる。
この厳しい母(貴ちゃん)の佇まいに対して、現代風すぎる娘なのだな。

それから過去の、畑中さんと岡内さんが、
敵方(左東・貴ちゃん)を討取ったあと現代の二人をその場で演じるシーン
後ろに二人が倒れてるのに、ぬるい恋愛を繰り広げるのが
後方の席で見てると倒れている二人が気になるので嫌なシーンだったんですが
前方だと前の二人だけ見てられるのでまだ良かった。
ここ、苦手かも。
この後のシーンで倒れている二人が起き上がる必要があるのだけど
なんか後ろで自分たちが殺した(過去とはいえ)人間が倒れているのにと
落ち着かない気持ちになる。

この辺の岡内さんをみて、過去の彼女は男性だけど大内さん演じる葛に執着していて
その執着が恋慕かと思ってたけど、そう見える時もあったり。
男性として葛を支配したいが出来なかったので
女性として転生して試したけどダメだったって感じかな。
イライラするのは合わないってコトじゃなく屈辱感にも取れる。
ロウソクを持ちながら畑中さん演じるヤナギを飲みに誘うところの表情に
少し狂気がのぞいていてぞくぞくします。

最後の樹里ちゃんと大内さんが現世でちゃんと出会うシーンで
見守る女性陣は笑顔なんだけど、男性陣の表情が読めない。
そして、畑中さんは一番の部外者なのだな、と思ったり。

最後のバラに隠れて東北の空が映る。正直なぜ東北? と思ったのですが
去年賢治島で東北を回った時に見た空がそこにあるのかな。

ざっくばらんで散り散りで散々な感想ですが、
今日はここまで。さて。今日も行くんですよ。
今日は何を感じるか。いろいろ見ながら感情が変化するのも楽しいけど
本音を言えば、一度見て沢山のものを受け止められるようになりたいんですよ。

それから。着席する時に前回使用されていた曲が流れているんですが、
その曲を聞くと、その場面と踊りが頭に浮かんできます。
今回のはまだ、それがない。まだないのか、弱いのか。
踊りより、芝居に力が行っている気がする。
あと、大内さんと岡内さんの二人だけの踊りが今回ない、よね?
樹里ちゃん入れて三人のところあるけど。
大内さんと岡内さんのシンクロ率の高い踊りが結構好きなので
それも少し残念かもしれない。でも、進化するBlueということで
今後もどんどんいろいろ試して続けてほしいな

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