長い織物を織るためのトラジャの腰機・環状整経 2016-03-02 00:17:00 | 染織 (写真 インドネシア・スラウェシ島 タナ・トラジャにて) 機の枠木・座部・環状折り返しの竹材の位置を巧みに調整することにより、織物の長さを柔軟に変えることができる(織物の長さに合わせられる)のがこの種の機の長所。織物の村を訪ねると、木造家屋の柱や貫を織機の一部として利用している場面を目にすることがあります。 写真で織られているのはロンコン人デザイン様式の木綿経絣。経絣のため機上では緯糸を織り込んでいく比較的単純な作業を残すのみ。約4mの織物が出来上がります。 « 19cトラジャ儀礼用褌”ピオ... | トップ | 村々の小さき懐かしきお店 »