製作地 日本 地方及び県不詳
製作年代(推定) 19世紀後半~20世紀初頭 明治時代
素材/技法 木綿、天然藍 / 平地、経縞、経絣
海のように深く青い、その色味に魅了される経縞と経絣の藍木綿・蒲団布。製作地は不詳ですが、海の薫りがすることは確かなように思われ”島(嶋)”の文字が頭に想起するような一枚です。
ほぼ同じ意匠の布が充て布の直しに用いられており、この地方(或いは集落)ではこれが伝統的に織られていたことを確認することができます。
しかしながら、手紡ぎの木綿、手括りの絣、天然藍の染めが何とも温もりに溢れ、また瑞々しく、このようなお布団の上で寝たらどんなステキな夢が見られるだろうかと考えてしまいます。
子供のため、家族のため...紡ぎ・括り・染め・織りから作り手の愛情が伝わってくる作品です。
●本記事内容に関する参考(推奨)文献
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