アジアの手仕事~生活と祈り~

アジア手工藝品店を営む店主が諸国で出逢った、愛すべき”ヒト・モノ・コト”を写真を中心に綴らせていただきます

タイ・ルー族の縞の衣装作品

2011-10-30 07:22:00 | 民族衣装










製作地 ラオス北部  
製作年代(推定) 20世紀初め
民族名 タイ・ルー族  
素材 木綿、天然藍、シルバー








製作地 ラオス北部  
製作年代(推定) 20世紀前期~半ば
素材 木綿、天然藍、絹

縞状のアップリケ装飾の上着と縞織りのスカート、一見するとシンプルな意匠のものと思えますが、ディテイルを良く見ると、手紡ぎ木綿や手引き絹の上質な素材が用いられ、スカートの縞は巧みに織り密度の変化やグラデーションが加えられるなど、手の込んだ作品であることが判ります。

タイ・ルー族は、古い時代からの高度な染織技術を継承する民族であり、一見シンプルな織物の中にも技巧の高さが光ります。