![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a5/911f0e74d11cd6909eafcadd752e7ad3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/53/81891b8ca54f17d862ee10fa49cf57de.jpg)
製作地 日本・栃木県
製作年代(推定) 17c 江戸時代前期
”観音菩薩さま”が象られた4.3cmほどの小さな陶仏。栃木県佐野市に存した古寺から多数発見されたものと伝わり、民間の千体仏として作られ・奉納されたものと推察できる品モノです。
現世に一千の仏が現われ人々を救済するとの信仰から生み出された”千体仏”。この江戸時代前期に作られた素朴な意匠の陶仏は、当時を生きた庶民たちのどのような祈りが込められたものなのか... 目にしていると、時代の浪漫が薫ってまいります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/45/92199d004efb089e92c79ae0657cf89a.jpg)
製作地 日本・東北地方 県地域不詳
製作年代(推定) 19世紀後半~20世紀初期 明治~大正
黒蝋色塗りを背景とする、可憐で情緒豊かな”河骨(こうほね)”の絵付けが印象的な漆絵皿。
生活の中で用いられた”菓子盆”と呼ばれる民間の作例ですが、漆掻き職人・木地師・塗り師等の江戸仕事の伝統を継承する職人たちが、“和うるし”を用い手掛けた時代の所産であり、作品からは“純国産漆器”としての独自の気品・気風と精神性が薫ってまいります。
菓子盆としては上手で、東北の富裕商人等が特別に発注し仕立てられたものとも推察できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/08/fbef562c9d2bedd2d300cc6b7844b800.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b5/f6dddf4d47a29ab645476b7add0a84c3.jpg)
●河骨の花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d8/f7d8c12d768b6bdca7217d86d24616d4.jpg)
(写真 日本・岐阜県 飛騨地方にて)
●本記事内容に関する参考(推奨)文献