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製作地 ラオス北部
製作年代(推定) 20世紀中期
民族名 モン族 Hmong
素材 シルバー
サイズ 幅(底辺)3.5~4.2cm、縦(最長部)4.5~4.7cm
ラオス北部に生活する「モン族(Hmong)」の手による、”錠”デザインのシルバー彫金アムレット、20世紀中期の準アンティークの作品です。
インドシナ北部(ラオス・ベトナム・タイ・ミャンマー)の山岳地帯を中心に生活する“モン族”は、中国・西南部からの移民(中国での呼称はミャオ族)であり、ラオス北部には19世紀初め頃より移住が始まったものと考えられております。
優れた染織・刺繍技術を有するモン族(ミャオ族)ですが、それを駆使して手掛けられる民族衣装にとって欠かすことの出来ない装飾品が銀製の装身具であり、祝祭時の盛装衣装では、頭を飾る冠・かんざし・大きな首飾りを筆頭に多数の装身具で身を飾るとともに、日常生活においても、吉祥・守護、また豊穣への祈りの込められた“護符(アムレット)”として、ペンダント・リング・イヤリング・ブレスレット等を身に着ける慣習を有します。
この”錠”デザインのアムレットは、病や魔を体内に入れず身を守る(ロックアウトする)という意味合いが込められたもの、表面に施された繊細な彫金からは祈りの精神性が伝わってまいります。
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