後燕は遼東城(ヨドンソン)だけでは高句麗に勝てないと判断して、新城(シンソン)と南蘇城(ナムソソン)攻略することにした
公開土太王 vol39 第77話
3年後
後燕国(フウヨンコク)の首都 中山(チュウザン)
慕容宝(モヨンボウ):出陣する兵の数は?
馮跋将軍(フンバイチャングン):20万です。骨身を削る覚悟で鍛えてきた精鋭軍です。
慕容雲(モヨンウン):幽州(ユジュウ)からの兵糧さえ届けば、いつでも遼東城(ヨドンソン)への出陣を
慕容熙(モヨウキ):皇帝陛下に絶対の忠誠を誓います。吉日を選んで出陣する
新しく作った着替えを慕容宝(ボヨウホウ)の執務室に運んだタムジュ皇后は、
遼東城(ヨドンソン)への出陣を描いた紙をみてしまいます。
そして、別紙に書き写し、高句麗の間者に渡すので会った。
新しい着物を着てみた慕容宝は着物に墨汁の墨が付いているに気づく。
怒り狂った慕容宝はタムジュ皇后の部屋行き、平手打ちを食らわすのであった。
「なぜなのだ。なぜ、そなたはいまだに高句麗人なのだ。」
「なぜ、私が慕う女を警戒せねばならぬのだ。」
「陛下も私も譲れぬものがあるのは同じです。なのに、なぜ私にだけ捨てろというのですか。」
「皇后を、この先、ホアン皇子に会わせてはならぬ。この別室に幽閉せよ。」
タムジュ皇后の密書で、対応策を練るタムドク王。
一方、高句麗に居る百済のプヨホン(アシン王の弟)はアシン王に手紙を書く。
タムドク王:倭国とも盛んに交流しているようだ。
百済が命じれば(倭国)動くでしょう。
これまでの戦とは違ったものになります。
プヨホンをそばに置いておく。そうすれば百済の動きがわかる。
プヨホンの使い道は他にもある。
慕容宝(モヨンボウ):国内城(クンネソン)までの最短の新城(シンソン)を攻める。
前燕の初代皇帝も新城を手に入れて高句麗の王を降伏させた。
新城と南蘇城(ナムソソン)を押さえればよい
3万の兵を碑麗(ピリヨ)との国境に送る。碑麗の動きを止められるはずだ
戦の先鋒は河間王(コウカン)慕容熙(ボヨウキ)に任せる。
アシン王:天はまだ百済を捨ててはいなかった。
倭国の使節はどこに?使節館に滞在しています。
蘇我天:百済の優れた船作りの技術をご伝授願いたい
---
新城(シンソン)と南蘇城(ナムソソン)は、
現在の中国北東部に位置する新城と南蘇城は当時の碑麗と隣接しており
高句麗にとって遼東城と並ぶ北方防衛の拠点であった。
---
プヨホン:大軍となれば必ず兵糧の補給を受けるはずです。物資が運ばれる道を押さえるのです。
ハムジ軍師:今度は我らから後燕を攻める込むのです
後燕は高句麗を攻める際、後方の宿軍城(シュクグンソン)を拠点にしています。
ファンフェ将軍:後燕の重要拠点である宿軍城を攻めるのですか
タムドク王:攻めるは最大の防御なり
後燕の本営も今は余裕があるだろう
だが、いずれ混乱に落ちいることになるだろう
コウン:南蘇城(ナムソソン)攻めは水です。南蘇城は外から水を引いています
兵糧は3日前に中山を出て、ここ新城に向かっています。
南蘇城では、多くの兵が腹痛で苦しんでいます。
水に何かを流したのでしょう。
直ちに外からの水路をすべて止めよ
新羅のシルソン:倭国が新羅に攻め入ってきたのです。
ハムジ軍師:後燕に勝ち、新羅も助ける。その方策が私にはあります。
宿軍城(シュクグンソン)を攻めるのは後燕も考えていないでしょう
つまりこの状況をうまく使うのです
タムドク王:後燕を後退させるというのか?
ハムジ軍師:その反対です。
シルソン:一体、百済はどこまで不届きなのか。思い通りにはさせぬ
プヨホン:略奪されるのは自国の責任。責任転嫁もはなはだしい
シルソン:これは略奪ではなく侵略なのです。
これまでのものとはまったく規模が違う。すでに都の金城(クムソン)が脅かされている
タムドク王:ヘモウル将軍。新羅は高句麗の同盟国。よって新羅の民は余の民でもある
ファンフェ将軍。この場で、ファンフェ将軍を大将軍(テジャングン)に任命する。
大将軍(テジャングン)には、戦場においては軍事権が与えられ独自の命令権を持つ
以後、ここ北方での作戦を指揮するように
自信がないか
ファンフェ将軍:そうではありませんが
タムドク王:大将軍は誉れ高き職であると同時に思い責任を持つ
これは余の軍令である。北方での負けは決して許されぬぞ。
命に代えてもここ北方を守ってみせます
慕容宝(モヨンボウ):隙を見せずに攻め続けるのだ。
タムドク王:計画通りに動け。
ファンフェ将軍:すでに昨夜のうちに、ハムジ軍師と策を練っております。
南蘇城(ナムソソン)を簡単に明け渡し逃げたタムドク王の策略とは。
南蘇城で、慕容宝(モヨンボウ)と対峙するタムドク王。
公開土太王 vol39 第77話
3年後
後燕国(フウヨンコク)の首都 中山(チュウザン)
慕容宝(モヨンボウ):出陣する兵の数は?
馮跋将軍(フンバイチャングン):20万です。骨身を削る覚悟で鍛えてきた精鋭軍です。
慕容雲(モヨンウン):幽州(ユジュウ)からの兵糧さえ届けば、いつでも遼東城(ヨドンソン)への出陣を
慕容熙(モヨウキ):皇帝陛下に絶対の忠誠を誓います。吉日を選んで出陣する
新しく作った着替えを慕容宝(ボヨウホウ)の執務室に運んだタムジュ皇后は、
遼東城(ヨドンソン)への出陣を描いた紙をみてしまいます。
そして、別紙に書き写し、高句麗の間者に渡すので会った。
新しい着物を着てみた慕容宝は着物に墨汁の墨が付いているに気づく。
怒り狂った慕容宝はタムジュ皇后の部屋行き、平手打ちを食らわすのであった。
「なぜなのだ。なぜ、そなたはいまだに高句麗人なのだ。」
「なぜ、私が慕う女を警戒せねばならぬのだ。」
「陛下も私も譲れぬものがあるのは同じです。なのに、なぜ私にだけ捨てろというのですか。」
「皇后を、この先、ホアン皇子に会わせてはならぬ。この別室に幽閉せよ。」
タムジュ皇后の密書で、対応策を練るタムドク王。
一方、高句麗に居る百済のプヨホン(アシン王の弟)はアシン王に手紙を書く。
タムドク王:倭国とも盛んに交流しているようだ。
百済が命じれば(倭国)動くでしょう。
これまでの戦とは違ったものになります。
プヨホンをそばに置いておく。そうすれば百済の動きがわかる。
プヨホンの使い道は他にもある。
慕容宝(モヨンボウ):国内城(クンネソン)までの最短の新城(シンソン)を攻める。
前燕の初代皇帝も新城を手に入れて高句麗の王を降伏させた。
新城と南蘇城(ナムソソン)を押さえればよい
3万の兵を碑麗(ピリヨ)との国境に送る。碑麗の動きを止められるはずだ
戦の先鋒は河間王(コウカン)慕容熙(ボヨウキ)に任せる。
アシン王:天はまだ百済を捨ててはいなかった。
倭国の使節はどこに?使節館に滞在しています。
蘇我天:百済の優れた船作りの技術をご伝授願いたい
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新城(シンソン)と南蘇城(ナムソソン)は、
現在の中国北東部に位置する新城と南蘇城は当時の碑麗と隣接しており
高句麗にとって遼東城と並ぶ北方防衛の拠点であった。
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プヨホン:大軍となれば必ず兵糧の補給を受けるはずです。物資が運ばれる道を押さえるのです。
ハムジ軍師:今度は我らから後燕を攻める込むのです
後燕は高句麗を攻める際、後方の宿軍城(シュクグンソン)を拠点にしています。
ファンフェ将軍:後燕の重要拠点である宿軍城を攻めるのですか
タムドク王:攻めるは最大の防御なり
後燕の本営も今は余裕があるだろう
だが、いずれ混乱に落ちいることになるだろう
コウン:南蘇城(ナムソソン)攻めは水です。南蘇城は外から水を引いています
兵糧は3日前に中山を出て、ここ新城に向かっています。
南蘇城では、多くの兵が腹痛で苦しんでいます。
水に何かを流したのでしょう。
直ちに外からの水路をすべて止めよ
新羅のシルソン:倭国が新羅に攻め入ってきたのです。
ハムジ軍師:後燕に勝ち、新羅も助ける。その方策が私にはあります。
宿軍城(シュクグンソン)を攻めるのは後燕も考えていないでしょう
つまりこの状況をうまく使うのです
タムドク王:後燕を後退させるというのか?
ハムジ軍師:その反対です。
シルソン:一体、百済はどこまで不届きなのか。思い通りにはさせぬ
プヨホン:略奪されるのは自国の責任。責任転嫁もはなはだしい
シルソン:これは略奪ではなく侵略なのです。
これまでのものとはまったく規模が違う。すでに都の金城(クムソン)が脅かされている
タムドク王:ヘモウル将軍。新羅は高句麗の同盟国。よって新羅の民は余の民でもある
ファンフェ将軍。この場で、ファンフェ将軍を大将軍(テジャングン)に任命する。
大将軍(テジャングン)には、戦場においては軍事権が与えられ独自の命令権を持つ
以後、ここ北方での作戦を指揮するように
自信がないか
ファンフェ将軍:そうではありませんが
タムドク王:大将軍は誉れ高き職であると同時に思い責任を持つ
これは余の軍令である。北方での負けは決して許されぬぞ。
命に代えてもここ北方を守ってみせます
慕容宝(モヨンボウ):隙を見せずに攻め続けるのだ。
タムドク王:計画通りに動け。
ファンフェ将軍:すでに昨夜のうちに、ハムジ軍師と策を練っております。
南蘇城(ナムソソン)を簡単に明け渡し逃げたタムドク王の策略とは。
南蘇城で、慕容宝(モヨンボウ)と対峙するタムドク王。
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