公開土太王 vol37 第73話
後燕(フウヨン)慕容垂(ボヨウスイ)は、前燕の皇太子と生まれたが、臣下の謀反分裂で帝位に就けなかった。
前燕をまとめ、後燕(フウヨン)国を建国した。
西暦396年崩御。
後燕(フウヨン)は、北魏と東普(トンシン)に攻められ、高句麗に活路を見いだそうとしたが、
タムドク王を屈服させることはできなかった。
慕容熙(ボヨウキ)皇子(二男)は、自分の誕生日を利用して
長男である慕容宝(ボヨウホウ)皇太子を、酒に入れた毒酒で毒殺しようとしたのである。
父の慕容垂(ボヨウスイ)は、二男の誕生日を祝うという名目で、席に現れ、毒酒と知りながら、
長男よりも先に毒酒を飲む。
後燕(フウヨン)の分裂を防ぐために、兄弟力を合わせて国を収めろと諫め崩御するのであった。
一方の高句麗は、皇太子と慕容熙(ボヨウキ)皇子の仲違いを利用しようと、虎視眈々と後燕(フウヨン)国を狙っている。
慕容垂(ボヨウスイ)の弔問にタムドク王が出向くという。
妹のタムジュを嫁がせて姻戚にもあたるので。
(タムジュは、慕容宝(ボヨウホウ)の子を産んでいた)
ヨソッケ副将;あいつらに高句麗の威容を見せつけてやりましょう。
昔、タムドク王の捕虜になったことが慕容宝(ボヨウホウ)を思いだして、
タムドク王:余の捕虜になっていたころとは、まるで別人のようで驚いたぞ。
ようやく、皇帝らしさがみについてきたな
慕容宝、ようく覚えておけ、高句麗を見くびると、この世から後燕という国が消えることになるだろう。
高句麗の流民が麻姑城に移動させられて苦しい生活を虐げられているという。
ヨソッケ将軍を麻姑城に送ってある。
ヨソッケ将軍と天軍は流民村視察に出かけるが。
たいへんなことになりました。
流民村で暴動が村でおきたのですが、天軍も加わりました。
ヨソッケの奴、暴動を止めるどころか加勢するとは
知らせはとどいたでしょう
後燕の首都 中山に来ていたタムドク王:今すぐ慕容宝(ボヨウホウ)に会わねば。
慕容宝(ボヨウホウ)に意見するタムドク王:
北魏の侵略に何の策も講じていないとか
彼らの犠牲を見過ごすことはできぬ
余が高句麗の将軍たちと共に麻姑城に行き事態を収拾する
暴動は武力だけで収められるのもではないない
麻姑城に向かったタムドク王に矢を向けるのは高句麗流民だった。
(次回の第74話は、さあ!どうなる!)
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