大牙城で作戦会議をするファンフェ大将軍
公開土太王 vol44 第87話
瀋陽城で農民になりすまし、後燕軍が城に入り、もう少しでタムドク王と捕らえるかに
思えたが、取り逃がしてしまった。
悔しさで、コウンを罵倒する慕容熙(ボヨウキ)。
コウン:タムドクと戦う陛下に将軍や兵士らが気を取られ、計画が水の泡になってしまったからです
一方、北魏軍を迎えに行った後燕軍に。
慕容熙:北魏の援軍なしにそなたたちだけで、北魏軍は何処にいるのだ。
後燕の将軍:北魏がなぜか後燕を裏切って攻撃してきたのです。
後燕の将軍:北魏軍を攻撃に出た高句麗軍は姿も形も見えません。
慕容熙(ボヨウキ):北魏が後燕を裏切ったとはどういうことだ。
コウン:高句麗軍が後燕軍に偽装したのかもしれませぬ。
慕容熙(ボヨウキ):高句麗の兵糧部隊を攻める。
馮跋将軍(フンバイチャングン):兵站線が見つからなかったのだ。
コウン:こうなった以上全面戦しかない。
高句麗は守勢に回った後燕が全面戦を避け守城戦に挑むと考えるだろ
しかし高句麗の駐屯地、大牙城を逆に攻撃したら?
高句麗軍をはめるためです。強敵は揺さぶらねば隙を見せまい。
ハムジ軍師:後燕も無理を押してまでも罠を仕掛けてきたのです
おそらく瀋陽城で全面戦を仕掛けるでしょう
伝令:瀋陽城に後燕の全勢力が集結している
タムドク王:それなら我らは瀋陽城を避けて後燕の後方の補給基地の宿軍城を奇襲攻撃する。
各国から送られる援軍だ。それをお忘れか。
碑麗から宿軍城の後方を攻撃すれば勝賛があります。
ファンフェ大将軍:今、碑麗(ピリヨ)と靺鞨族(マルガル)軍をヨンサルタ将軍が率いています。
後燕の本隊でも宿軍城を防御させるため兵を移動中だ。
視線をそらすために騒々しく瀋陽城で戦をするのです。
タムドク王:後燕の視線が瀋陽城に集まるように。
ハムジ軍師:瀋陽城が危うくなれば、後燕は動員できるすべての兵力を瀋陽城に向けるでしょう。
そうすれば相対的に宿軍城の守備が薄れます。
しかし、逆に我が軍が危険に陥るのでは?
タムドク王:その程度の危険は甘受せねば、誰も我々が瀋陽城を放っておいて宿軍城を攻めると思わないだろう。
その隙を突けば十分に勝算はある
靺鞨族(マルガル)と碑麗(ピリヨ)の連合軍の活躍に期待しよう。
ヘモオウル将軍:宿軍城さえ占領すれば瀋陽城はもちろん龍城まで我が手中に収まるでしょう
ファンフェ大将軍:瀋陽城で十分に時間を稼いでくだされば結果は必ずでます。
伝令:後燕軍が瀋陽城から第牙城に出兵しました。
慕容熙(ボヨウキ)が大規模兵を率いて出兵したそうです。
タムドク王:全面戦を選んだか。我らの望み通りに動いている。
先鋒の第一陣と戦ってこい。
ヨソッケ:それでは、奴らと必死になって戦えばいいのですね。
タムドク王:モドウヨンとカルサム両将軍は一軍を率い、瀋陽城に向けて密かに抜けろ。
タムドク王:高句麗軍が後燕と戦う間に密かに移動するのだ。
タムドク王:瀋陽城を攻めると見せかけて、宿軍城を攻める。
ヘモオウル将軍:逆仕掛けを望んでいるのですか?
タムドク王:偵察兵を飛ばし我が軍の動きを後燕軍に気づかれぬよう遠回りする故時間がかかる
これは重要なことだ。何があっても我が軍の動きを後燕軍に気づかれてはならぬ。
先鋒の第一陣の対戦
馮跋将軍(フンバイチャングン):よくも後燕の地を踏んだな
ヨソッケ将軍:馮跋(フンバイ)め。こんな後燕の地を踏んだからと怖いものなどない
馮跋将軍:一体、どれだけ食っているのだこのブタ野郎
ヨソッケ:何だと・・ブタ?
このヨソッケ将軍がどれだけ怖いか思い知らせてやる
ヨソッケ:どうして軍を戻したのですか?
ファンフェ大将軍:そのまま進撃したら、お前はけだもののエサだぞ。
あれは後燕の誘因作戦だと忘れたのか。
ハムジ軍師:後燕は伏せ兵を隠し我が軍を誘因するはずなので、無理して追わないでください。
タムドク王:ハムジ軍師の言葉を忘れるな
所々に尖兵を置くと共に偵察兵を送って夜襲に備えよ
後燕も最大の危機にあるはずだ。
食事の跡の減少は、コウンが巧みに兵を抜いたからだ。
兵を瀋陽城近くで戦わせ我らを滅ぼす作戦だろう。
瀋陽城の近くに、後燕軍の後に仁を敷く高句麗軍。
タムドク王:まずはここに木柵を立て兵を休ませろ
あちこちに偵察兵をまき、跡燕の動きを把握させろ
ファンフェ大将軍:明日にも瀋陽城から3里のあたりにまで接近します。
ヨソッケ:後燕の食事場の跡が減っていました。これはそれだけ兵が抜けた証拠です。
ソルチ:後燕が兵力をごまかすためです
これは戦う時に予想以上の兵士と戦うことを意味します。
タムドク王:モドウヨン将軍とカルサム将軍の到着はまだか
ヨソッケ:後燕の動きがないことをみると、うまく隠れて移動できているのでは?
我々には後燕の要塞である宿軍城を得る絶好の機会です。
ハムジ軍師:ヨンサルタ将軍の連合軍が宿軍城近くにきているはずだ。
ヘモオウル将軍:後燕の奴らは我らが宿軍城を狙うとは思ってもみないだろう。
危険は伴うがお言葉通り甘受する価値があります。
瀋陽城近くで対戦した高句麗軍と後燕軍。
伏せ兵を使うコウンの策で後燕軍有利になると思えたときに、モドウヨン将軍とカルサム将軍の援軍が
後燕軍の伏せ兵の後から攻撃してきた。
その戦の最中に。
後燕の伝令:たいへんなことになりました。
碑麗(ピリヨ)軍と靺鞨族(マルガル)軍が高句麗軍と宿軍城を攻撃しています。
慕容熙(ボヨウキ):至急:宿軍城に後燕軍を回せ。
コウンとタムドクの知恵比べ。さあ!どうなる!
公開土太王 vol44 第87話
瀋陽城で農民になりすまし、後燕軍が城に入り、もう少しでタムドク王と捕らえるかに
思えたが、取り逃がしてしまった。
悔しさで、コウンを罵倒する慕容熙(ボヨウキ)。
コウン:タムドクと戦う陛下に将軍や兵士らが気を取られ、計画が水の泡になってしまったからです
一方、北魏軍を迎えに行った後燕軍に。
慕容熙:北魏の援軍なしにそなたたちだけで、北魏軍は何処にいるのだ。
後燕の将軍:北魏がなぜか後燕を裏切って攻撃してきたのです。
後燕の将軍:北魏軍を攻撃に出た高句麗軍は姿も形も見えません。
慕容熙(ボヨウキ):北魏が後燕を裏切ったとはどういうことだ。
コウン:高句麗軍が後燕軍に偽装したのかもしれませぬ。
慕容熙(ボヨウキ):高句麗の兵糧部隊を攻める。
馮跋将軍(フンバイチャングン):兵站線が見つからなかったのだ。
コウン:こうなった以上全面戦しかない。
高句麗は守勢に回った後燕が全面戦を避け守城戦に挑むと考えるだろ
しかし高句麗の駐屯地、大牙城を逆に攻撃したら?
高句麗軍をはめるためです。強敵は揺さぶらねば隙を見せまい。
ハムジ軍師:後燕も無理を押してまでも罠を仕掛けてきたのです
おそらく瀋陽城で全面戦を仕掛けるでしょう
伝令:瀋陽城に後燕の全勢力が集結している
タムドク王:それなら我らは瀋陽城を避けて後燕の後方の補給基地の宿軍城を奇襲攻撃する。
各国から送られる援軍だ。それをお忘れか。
碑麗から宿軍城の後方を攻撃すれば勝賛があります。
ファンフェ大将軍:今、碑麗(ピリヨ)と靺鞨族(マルガル)軍をヨンサルタ将軍が率いています。
後燕の本隊でも宿軍城を防御させるため兵を移動中だ。
視線をそらすために騒々しく瀋陽城で戦をするのです。
タムドク王:後燕の視線が瀋陽城に集まるように。
ハムジ軍師:瀋陽城が危うくなれば、後燕は動員できるすべての兵力を瀋陽城に向けるでしょう。
そうすれば相対的に宿軍城の守備が薄れます。
しかし、逆に我が軍が危険に陥るのでは?
タムドク王:その程度の危険は甘受せねば、誰も我々が瀋陽城を放っておいて宿軍城を攻めると思わないだろう。
その隙を突けば十分に勝算はある
靺鞨族(マルガル)と碑麗(ピリヨ)の連合軍の活躍に期待しよう。
ヘモオウル将軍:宿軍城さえ占領すれば瀋陽城はもちろん龍城まで我が手中に収まるでしょう
ファンフェ大将軍:瀋陽城で十分に時間を稼いでくだされば結果は必ずでます。
伝令:後燕軍が瀋陽城から第牙城に出兵しました。
慕容熙(ボヨウキ)が大規模兵を率いて出兵したそうです。
タムドク王:全面戦を選んだか。我らの望み通りに動いている。
先鋒の第一陣と戦ってこい。
ヨソッケ:それでは、奴らと必死になって戦えばいいのですね。
タムドク王:モドウヨンとカルサム両将軍は一軍を率い、瀋陽城に向けて密かに抜けろ。
タムドク王:高句麗軍が後燕と戦う間に密かに移動するのだ。
タムドク王:瀋陽城を攻めると見せかけて、宿軍城を攻める。
ヘモオウル将軍:逆仕掛けを望んでいるのですか?
タムドク王:偵察兵を飛ばし我が軍の動きを後燕軍に気づかれぬよう遠回りする故時間がかかる
これは重要なことだ。何があっても我が軍の動きを後燕軍に気づかれてはならぬ。
先鋒の第一陣の対戦
馮跋将軍(フンバイチャングン):よくも後燕の地を踏んだな
ヨソッケ将軍:馮跋(フンバイ)め。こんな後燕の地を踏んだからと怖いものなどない
馮跋将軍:一体、どれだけ食っているのだこのブタ野郎
ヨソッケ:何だと・・ブタ?
このヨソッケ将軍がどれだけ怖いか思い知らせてやる
ヨソッケ:どうして軍を戻したのですか?
ファンフェ大将軍:そのまま進撃したら、お前はけだもののエサだぞ。
あれは後燕の誘因作戦だと忘れたのか。
ハムジ軍師:後燕は伏せ兵を隠し我が軍を誘因するはずなので、無理して追わないでください。
タムドク王:ハムジ軍師の言葉を忘れるな
所々に尖兵を置くと共に偵察兵を送って夜襲に備えよ
後燕も最大の危機にあるはずだ。
食事の跡の減少は、コウンが巧みに兵を抜いたからだ。
兵を瀋陽城近くで戦わせ我らを滅ぼす作戦だろう。
瀋陽城の近くに、後燕軍の後に仁を敷く高句麗軍。
タムドク王:まずはここに木柵を立て兵を休ませろ
あちこちに偵察兵をまき、跡燕の動きを把握させろ
ファンフェ大将軍:明日にも瀋陽城から3里のあたりにまで接近します。
ヨソッケ:後燕の食事場の跡が減っていました。これはそれだけ兵が抜けた証拠です。
ソルチ:後燕が兵力をごまかすためです
これは戦う時に予想以上の兵士と戦うことを意味します。
タムドク王:モドウヨン将軍とカルサム将軍の到着はまだか
ヨソッケ:後燕の動きがないことをみると、うまく隠れて移動できているのでは?
我々には後燕の要塞である宿軍城を得る絶好の機会です。
ハムジ軍師:ヨンサルタ将軍の連合軍が宿軍城近くにきているはずだ。
ヘモオウル将軍:後燕の奴らは我らが宿軍城を狙うとは思ってもみないだろう。
危険は伴うがお言葉通り甘受する価値があります。
瀋陽城近くで対戦した高句麗軍と後燕軍。
伏せ兵を使うコウンの策で後燕軍有利になると思えたときに、モドウヨン将軍とカルサム将軍の援軍が
後燕軍の伏せ兵の後から攻撃してきた。
その戦の最中に。
後燕の伝令:たいへんなことになりました。
碑麗(ピリヨ)軍と靺鞨族(マルガル)軍が高句麗軍と宿軍城を攻撃しています。
慕容熙(ボヨウキ):至急:宿軍城に後燕軍を回せ。
コウンとタムドクの知恵比べ。さあ!どうなる!
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