まりの膠原病、全身性エリテマトーデス、SLE日記

日焼け後の発疹、全身がだるい、蝶形紅斑、免疫異常、
関節痛、ループス腎炎、補体数値低下、抗DNA抗体数値上昇。

2024年02月15日(木)札幌中1いじめ自殺、批判受け報告書黒塗りを修正、校長ら懲戒処分も

2024-02-15 19:28:47 | Weblog
札幌中1いじめ自殺、批判受け報告書黒塗りを修正、校長ら懲戒処分も

小学校時代から続くいじめ被害を苦に札幌市立中学1年の女子生徒が2021年に自殺した問題で
市教育委員会は14日、昨年12月に公表した第三者委員会の報告書の黒塗り部分を修正して再公表した。
遺族から「黒塗りをもっと外してほしい」と要望されるなど情報開示のあり方が批判されていた。

再公表された報告書によると、小学6年の時にいじめアンケートで「どれい扱いされる」と回答していたほか、「
修学旅行で遊覧船から落とされそうになった」と母親に訴えていたこと、中学校で「髪の毛を引っ張られたり、
靴を踏まれたりした」ことなどが新たに明らかになった。

これまで黒塗り部分が多かったことについて、市教委は「いじめ再発防止や、実態解明という視点が欠けていた。
情報開示の判断に慎重になりすぎていた」と説明した。

また市教委は同日、この問題に対する組織的な対応が不十分だったとして、小学6年当時の校長を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分としたことを発表した。
すでに退職している小学5~6年当時の担任教諭は保護者との連携が不十分だったとして文書訓告相当としたほか、
小学5年当時の校長、中学1年の校長も文書訓告とした。

当時の市教委事務局の局長職、部長職、課長職2人の計4人は文書厳重注意などとした。
さらに檜田英樹教育長に対し、市教委として事案を重く受け止めて再発防止を図るよう、市長から口頭厳重注意があった。

報告書では、亡くなった生徒は小学校のアンケートで何度かいじめ被害を訴えたにもかかわらず、
担任が十分な聞き取りをせず、中学校への引き継ぎも行われなかったとされた。(松田昌也)

■「再発防止に役立ててほしい」

黒塗り部分が多すぎると批判された報告書が再公表されたことを受けて生徒の両親は弁護士を通じて談話を寄せた。

談話では「なぜ、最初からこのように公表しなかったのか。
市教委に『娘と同じようなことは繰り返さないように』と伝えてきた。
昨年12月に公表された報告書は、私たちの願いが無視されて『これほどたくさんマスキングされては、いじめの行為や対応に問題があったことがわからない。
事実を隠蔽(いんぺい)しようとしている』という不信感が募った。報告書はできるだけ開示し、二度とこのようなことが起きないよう、再発防止に役立ててほしい」

「中学校の校長先生、小学校の今の校長先生は、節目で娘の仏前にお参りに来て現在の取り組みなどを説明してくれる。
しかし、教育長をはじめ、関係した教育委員会の職員、当時の小学校の管理者、娘の死後間もなく退職した元教員には、保身を優先し、
都合の悪い所は隠すような姿勢が見受けられた」とした。

 
コメント
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