気ままに

大船での気ままな生活日誌

休憩ハチ公

2012-02-17 10:56:21 | Weblog
図書館で芸術新潮の最新号をみていたら、”休憩ハチ公あらわる”という見出しで、渋谷区立松涛美術館で開催されていた”渋谷ユートピア 1900-1945”展の”ハチ公伏臥像”のことが紹介されていた。ブログ記事にはしていなかったが、ぼくもこの展覧会を観に行っているので関心をもったのだ。伏せているので”休憩”ハチ公なのだ(笑)。

まず、雑誌記事を要約して紹介しよう。この可愛らしい伏臥のブロンズ小像の作者は、渋谷駅前のハチ公像を製作した彫刻家の安藤照。皇室へ献上する作品として五体、鋳ぬいたうちのひとつである。昭和20年5月の空襲により、代々木の自宅も全焼し、その焼け跡から掘りだされたものとのこと。ちなみに現在の、駅前の忠犬ハチ公像は、二代目で、彫刻家も二代目(笑)の安藤士(たけし)が制作し、昭和48年に建てられた。なお、初代ハチ公は戦中に金属供出で完全に溶かされてしまったとのこと。

展示目録をみると、X章”安藤照とハチ公と塊人社-昭和前期の彫刻家たち”でこの”休憩ハチ公”は現れる。この展覧会は”池袋モンパルナス”に対抗して渋谷にも1900-1945年代にも、”芸術村”があったんですよ、という紹介だ。もう終わった展覧会なので、詳しくは述べないが、以下の展示構成をみていただければ、おっ、おっ、あの有名な芸術家まで、とどぎもをぬかすでしょう(笑)。渋谷もばかにできません(爆)。

序章.逍遙する人―《落葉》と代々木の菱田春草
I章.岡田三郎助と伊達跡画家村
II章.永光舎山羊園と辻永
III章.切通しの道と草土社―岸田劉生の風景
IV章.束の間のユートピア―村山槐多の終焉
V章.竹久夢二のモダンとおんな
VI章.詩人画家富永太郎の筆とペン
VII章.フォービズムの風―独立美術協会の周辺
VIII章.郊外を刻む―版画家たちの代々木グループ
IX章.同潤会アパートメントに住む―蔵田周忠と型而工房
X章.安藤照とハチ公と塊人社―昭和前期の彫刻家たち

松涛美術館


その日の渋谷駅前の忠犬ハチ公


今日のカーネーション ”主役”が子供世代になってきましたね




今日の有働さん
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