気ままに

大船での気ままな生活日誌

渋川春海と江戸時代の天文学者たち

2016-01-06 09:19:31 | Weblog

正月二日に科博に初もうでをしたときに、日本館の方で”渋川春海と江戸時代の天文学者たち”展をやっていた。渋川春海というと、今、”春画展”で賑わっている永青文庫で、2010年に開催された”細川サイエンス展”のとき知った。細川家のお殿様は結構なサイエンス好きで、とくに、八代重賢は、藩校や医学校を創設し、動植物の写生帳を編纂したり、同時期のサイエンス関連の書物や、地球儀のみならず、天球儀まで蒐集している。そのとき展示されていた天球儀が渋川春海作のものだった。

さて、科博の展覧会にも渋川春海の天球儀は展示されている。これは紙張子製の天球で重要文化財である。↓

こちらは紙張子製地球儀です。↓

さて、その後、渋川春海(算哲)を主人公にした映画”天地明察”を見たのが2012年10月。当時のぼくのブログ記事からあらすじを。

算哲(岡田准一)は、もともと碁打ちの名家に生まれたが、ひょんなところから、幕府の命で、北極星の高度を測定し緯度を定める北極出地隊の一員となる。そして、それを終えたあと、さらに大命が下る。現在、朝廷が管理している(800年間使われてきた)唐由来の暦がどうも、少しくるってきているようだ、我が国独自の暦をつくれと言われる。朝廷側の激しい抵抗もあるが、妻えん(宮崎あおい)の内助の功や天才数学者、関孝和(なんと猿之助)の支援、そして水戸光圀(中井貴一)の後ろ盾もあり、とうとうやり遂げる。算哲の親友に、囲碁界の革命児・本因坊道策(横山裕)がいる。一昨日の朝日新聞の夕刊に出ていた、”初手天元(ど真ん中に初手を打つ、めったにやらない手)”ではじまる、両者の緊迫した対決もみられる。どっちが勝ったか、それは言えません。これから見る人の楽しみが減るからね

ということで、”初手天元”の棋譜も展示されています。

今年は、渋川春海没後、300年とのこと。渋川春海の業績、人物像と、その流れを継ぐ江戸時代中後期の天文学者たちが紹介されている。サイエンス好きな方は、ワイン展と併せてどうぞ。

 

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