扉温泉のお宿の送迎バスが塩尻駅に迎えにきていた。宿に直行すれば30分で着くが、中山道、奈良井宿を案内してくれるという。約1キロにわたり、宿場町の町並が保存され、日本一の規模だという。その上、NHKの朝ドラ、真央ちゃん主演の”おひさま”のロケ地になったという。”おひさま”はよく見ていて、一昨日の放送でも、ここの飴屋さん、村上堂が出てきた。上町の道路沿いが、大道具係りによりすっかり昭和初期の安曇野に変えられた。もちろん、今は元に戻っているが、ロケ時の町並の写真があちこちに飾られていて、楽しい。陽子(真央ちゃん)たちの通学路として、出てくるほか、学校帰りに級友と飴屋さん寄り道するシーンや、病院前では出征兵士が見送られる場所になっている。
おひさまのロケ地としてだけで、ぼくが喜んでいるのではなく、ぼくはひまをみて(毎日、ひまだけど;汗)東海道の宿場町を訪ね歩いている宿場町フアンなのだ。東京、神奈川は踏破し、今は静岡県内の宿場町探索に入っているところなのだ。しかし、自慢じゃないけど、中山道の宿場町はひとつもみていない。あの有名な馬籠も妻籠宿も行ったことがない。 だから、その第一歩を踏み出すことができるということで、もう子供のように(いつもだけど;爆)、胸がはずんだ(チップははずまなかった;汗)。
駐車場から、山路を歩く途中、高札場が、そして、突如現れた、古い町並みの宿場町。どどどどーん、度肝を抜かれた。江戸時代にタイムスリップ、仁/JINみたいになってしまった。いきなり、ロケ地となった奈良井宿、上町が目の前だ。さすが、日本一の宿場町。これに比べれば、東海道宿場町は月とすっぽん、天と地、鎌倉山と大船(?)の差です。ちなみに、みのもんたさんは鎌倉山に豪邸があります。
上町の先には、鍵のように曲がって(鍵の手)から中町、下町と町並がつづき、ようやくおわる。さらにその先の森に入ると、旧中山道の風情を残す、杉並木の古道が。そして二百地蔵がひっそりと佇んでいる。ここもロケ地になった。陽子たち三人が、松本へ行く時の待ち合わせ場所になったところだ。
ぼくは宿場町研究家の目で(汗)、本陣、脇本陣を探したが、中町で本陣跡地という案内板をみつけただけだった。しかし、創業、江戸時代という宿屋さんもあり、当時の面影を偲ぶことができた。
大満足の宿場町だった。東海道はしばらく止めて、木曽路の男になろうかなと思ったほどだ(爆)。そういえば”木曽路の女”というヒット曲があったっけ。
♪明日は馬籠か 妻籠の宿か 行方当てない 女が一人 やっと覚えた お酒でも 酔えば淋しさ またつのる ああ 恋は終わっても 待ちます あなた 何処へ行く 流れ雲 木曽路の女♪(原田悠里)
上町の宿場町風景とロケの風景
中村邸が飴屋さんに変身
陽子の家の前(鍵の手)
病院
旧中山道の杉並木
二百地蔵
古い宿屋
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