2016年10月9日
長崎おくんちの掛け声がまた、なかなか面白い、すでに紹介しているモッテコーイ、ヨイヤーのほかに、フトーマワレというのがある。これは、傘鉾の廻るときに掛けられ、”大きく(九州弁で太く)廻れ”という掛け声である。また、ショモーヤーレというのもあり、何かというと”所望する、もう一度”ということで”モッテコーイ”と同じ意味だが、こちらは踊りのときに使用される。
さて、元舟町のあと、つづいて登場するのは今籠町の傘鉾と本踊。
若鷲の飾りと蛇籠の輪をつけた傘鉾
フトーマワレ、フトーマワレの掛け声で大きく廻る。
傘鉾が下がると、本踊りの踊り子さんが入場してくる。
地方(演奏陣)も登場
そして、本踊りが始まる。
一旦終わるも、ショモーヤーレ、ショモーヤーレの掛け声で何度も踊る。
そして、三番目が油屋町。傘鉾と川船(かわふね)。
傘鉾の飾りは、畳の上に三方を置き、熨斗を献上する意匠。その熨斗が落ちない様に宝玉で押さえてある。輪はしめ縄。
川船は総檜造り。飾りは”楓紅葉に魚籠と網を配し薄(すすき)を添える”。
座布団三枚の上に子供が。船頭さん役で網打ちもする。祇園祭の生人形のような感じ。
網打ちし、魚を引き揚げるところ。
そして、船頭が下りたあとは、豪快な引き廻し。
何度も、モッテコーイ、モッテコーイ、モッテコーイで戻され、引き廻し。
そして、最後の引き廻しを終え、石段を降りて行く。
次は、お待ちかね、筑後町の龍踊(じゃおどり)です。
(つづく)
(長崎・佐賀の旅#2)
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