お正月も二日目となりました。
昨年末、熱海梅園の早咲き梅と共にMOA美術館で竹内栖鳳の絵画も鑑賞してきた。MOA所蔵作品が中心であるが、湯河原町立美術館所蔵のもの10数点、展示されている。
栖鳳はリューマチの療養がてら、湯河原の天野屋という温泉旅館に逗留し、東本願寺の障壁画を作成していた。その後もここが気に入って、敷地内にアトリエをつくり、10年間ほど、亡くなるまで晩年をここで過ごしたのだ。というわけで、湯河原美術館は栖鳳の作品を多数、所蔵している。2014年にここを訪ねているが、憶えている作品をいくつか見つけ、うれしかった。まず、それらの作品から。
喜雀 金屏風に28羽の雀。栖鳳は小動物を好み、中でも雀を多く描き、”栖鳳雀”として親しまれた。
宇佐義 このうさぎも可愛くて、湯河原で絵葉書を買った。
猛虎
冬瓜
山海珍賞
以下はMOA所蔵のもの。まず、この夏鹿の屏風から。
夏鹿 左隻には飛び跳ねる鹿を描き、静と動の対比を狙ったとのこと。
掛け軸
潮沙去来
翠竹野雀
海幸
お弟子さんの松園さんと関雪の作品が二点づつ。
深秋
虫の音
国宝色絵藤花文茶壷(野々村仁清)
光琳屋敷の紅梅も咲き始めていた。
とてもすばらしい展覧会でした。次回は国宝紅白梅図屏風が展示される頃に。もうすぐ。
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