気ままに

大船での気ままな生活日誌

芹沢介の世界展

2014-10-03 06:16:58 | Weblog

おはようさんどす。朝焼けがちょっぴりきれいな夜明けでしたどす。さて、朝の日記は、嫌いな人のいない芹沢介の世界をお届けします。

日本橋高島屋で開催されていた”芹沢介(けいすけ)展”が、あっという間に終わって、見逃してしまったと思っていたら、横浜高島屋に巡回していた。芹沢は久しぶりだなと思って、ブログを調べたら、3年前、2011年11月に松濤美術館と2月に静岡市立芹沢介美術館で特別展をみている。

もっと昔に遡れば、常磐沿線に住んでいる頃、柏の砂川美術工芸館に何度か行っているし、そのまた昔には大原美術館の方まで訪ねている。何故、そんなに行くかというと、ワイフが大フアンだから。今回の展覧会を観たあと、まだ未踏の仙台の東北福祉大の美術館にも行きたいと言い始めたから、おそらく近々、出掛けることになるだろう(笑)。今回、知ったことだが、砂川美術工芸館はなくなり、作品は柏市所属になって、郷土資料室のようなところで、一部、展示されているようだ。ちょっとさびしい。

これら、各地の芹沢介館から優品が一堂に会している。二部形式になっていて、第一部は、デザイナー芹沢の作品をさまざまな観点でみてみようというもの。また、第二部では、芹沢が世界各地で蒐集した美術・工芸品が50点をご覧ください、というもの。これが結構見ものでざんす。

まず、第一部から。これまで、芹沢介については、ブログであれこれやに書いているので、ここでは簡単に述べたい。ちらしの写真を利用させてもらいました。

文字と遊ぶ。代表格は、いろは文六曲屏風(東北福祉大学芹沢介美術工芸館)でしょうか。

文字と遊ぶ名作。春夏秋冬の文字が。四季曼荼羅図二曲屏風。

伝統の中の新しさ 縄のれん(柏市蔵) のれんシリーズには楽しい作品が多い。

伝統のばんどり(蓑)が文様なって、こんな名作屏風に。ばんどり図四曲屏風 

斬新な試み 型絵染筆彩着物(柏市) その他、さまざまな幾何学模様のものも。斜格子とか破れ格子など。太陽文も面白い。

1935年蒲田に工房。1939年、沖縄に渡り、紅型職人に弟子入り。
沖縄への思い。琉歌愛踊(個人蔵)

1956年、人間国宝。雑踏を離れ、1957年、鎌倉市津村の農家の離れに仕事場をもつ。

津村小庵文帯地 本人も描かれている

1976年、バルティスの薦めもあり(ほぉ)、パリのグランパレで大規模な個展。風の字のポスターが町中に。セリザワの風パリに吹く、と評判となる。大成功であった。

そして第二部。芹沢のコレクション。マリ共和国の舞踏用頭飾り(左)や米国ホピ族のカチナ仮面(右)など。ほかに、曲がったような革張りの椅子(コートジボワール)やアフガニスタンの衣装箱はぼくも気に入った。

生誕120年記念でみる芹沢介展、とても良かったですよ。次は仙台だべか(笑)。


今日は、MOAまで。又兵衛さんに会ってくるんよ。

 (スマホでは、けい介(介)が変換できていないようですね。金へんに圭の、けい介です)

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